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メロディ構築術・作曲技法 一覧に戻る

2021年3月 27日

6:導音のハーモニック処理


LeadingTone(導音)のハーモニック処理

メロディ構築においてはなるべくScottish scale(メジャーペンタトニックスケール=Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅴ Ⅵ)を使うよう推奨していました。
Key of Cにて、Scottish scaleは「C D E G A」となり、「F」と「B」は省かれています。
「F」(IVの音)はDiatonic 7th chordにおいて非常にアボイド性が高く、限られた箇所でしか使えない難しい音です。
一方「B」(VIIの音)はDiatonic 7th chordのDm7(IIm7)のときにゆるいアボイド音となる他は問題ありません。
メロデイ構築時においては「ある一点」に気をつければ十分に使える音となります。

VIIの音=LeadingTone(導音)とは

半音上にトニック音であるⅠの音があるため、トニック音へと導く音という意味でLeadingTone(導音)と呼ばれます。
Key of Cにて「B→C」と動くと、特にG7→Cでの中心メカニクス(トライトーン→M3)をなぞる音となり、メロディだけでDominant motionの終止感を生み出します。
しかしジャンルや状況によっては決して好ましい響きとはならない場合(ダサい!)があり、Ⅶの音を使うときはLeadingToneの性質を打ち消す動きをしたほうが良い結果を生み出しやすくなります。

LeadingTone(導音)からは隣の音へ動くな!

ダサさを回避するには半音上のトニック音であるⅠの音へ動かなければ良いのです。
このダサさの元凶は「Dominant motionを想起させる」音の動きです。
すると、全音下のⅥの音もトニック音(マイナートニック:暗い)であるために避ける必要があります。
となるとⅦから動くべき音は「Ⅱ Ⅲ Ⅴ」となります。

LeadingTone(導音)は和音を構成する動きを取る!=ハーモニック処理

Key of Cにてお話をすると、LeadingTone(導音)=「B」は「D」「E」「G」へ動くべき音となります。
この集合体は「Em(7)もしくはG」です。
特にハーモニックメロディ要素として考えると、Diatonic 7th chordにおいてこの要素を用いることができるのはC△7(I) Em7(III) F△7(IV) G7(6)(V) Am7(VI) B∅7(VII)です。

Ex. 導音を使ったメロディ考察

コードのルートとメロディの関係

メロディのインターバル解析準備

メロディはコードのルート音との関係で、おおよその響きや印象が決まります。
3度堆積の見方でルートを多用するメロディはどっしりとしたストレートな表現になり、5th~テンション方向の音を多分に含むメロディは軽やかに響きが豊かでお洒落感のあるメロディとなります。
目指す楽曲のジャンルや雰囲気でメロディのインターバルをコントロールできることは極めて作曲技法の重要なスキルです。

メロディの標準型 [3rd↔7thメロ]

もっとも標準的な響きは「3rd」を中心に据えたメロディです。
メロディ構成音を持続させてコードをDominant motion(P4進行)させると「3rd」だった音は「7th」に変化します。
また「7th」スタートの場合はDominant motionでとなりに下がれば「3rd」となります。

Ex. 3rd-7thメロディ参考楽曲

etude4-1
導音を使ったハーモニック処理のメロディ

etude4-2
3rd-7thメロの練習


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