2:リズム隊とコード隊・ディストーション
ドラム・ベース以外のリズム隊 パーカッション
リズム隊の骨子はドラムとベースです。
そのリズム隊に肉付けや賑やかしで加えるのがパーカッションです。
俗に「パーカス」とも言われます。
その楽器の種類は膨大な数に及びますが、よく使うものを取り上げます。
ラテン楽器系のものが多くあります。
シェーカー
「シャッ」と短いノイズの音
マラカス
「シャァ」と余韻のあるノイズの音
タンバリン
枠を手で鳴らしてアクセントを付ける
ハンドクラップ
主にリズムマシンに搭載される
カウベル
ドラムに取り付けられることが多い。
スティックで鳴らし「コンッ」と金属的な音
コンガ
コンガなのに「ボンッ」
ボンゴ
ボンゴなのに「コン」
ティンパニ
オーケストラの打楽器
複数でチューニングさせる
この他にシンセサウンド系のパーカスもあります。
その数はまた膨大に登るのでループなどでイメージを確認してください。
基本的なシンセパーカスの役割を上記の楽器群に置き換えると理解しやすいと思います。
パーカッションの有効的使用法
楽曲の要所変化にとても有効的に使えます。
例えばサビを盛り上げたい時にコード隊ではなくパーカスを加えるだけでも盛り上がります。
イントロの導入や、間奏、ソロ部分にパーカスだけで雰囲気の変化を加えられます。
コード隊 ギター・キーボード
ギター
ギターはアコースティックとエレクトリックに大別されます。
演奏方法もそれぞれに多岐にわたり、ギターとエフェクターとの組み合わせ次第で膨大なバリエーションのサウンドを奏でます。
まずは概ねの理解としてサウンドの「歪み方」で分類すると理解しやすいでしょう。
アコースティック・ギター(フォークギター)
ポピュラー音楽で用いられる。
ピックを用いる演奏のためにピックガードがある。
指で爪弾く奏法もある。
クラッシックギター
やや小ぶりで爪弾き専用。
クラッシック、スパニッシュ(フラメンコ)の楽曲用。
エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)
基本的にエレキギターと同じだが、アコースティックギターのサウンドとして出力される
エレクトリックギター(エレキギター)
ピックアップ装置で音を拾い、電気信号として出力する。
アコースティック・ギターと異なり、筐体共鳴成分が少なく、弦振動の成分を中心としたサウンドとなりエフェクターでの加工がし易い。
通常はギターアンプにつなぎ、スピーカーにマイクをたてて録音する。
また、ダイレクトボックス(DI)というインピーダンス変換機を用いて直接ライン録音する方法もある。
ディストーションサウンド(歪の音)
過大入力により音を歪ませたり音割れさせるエフェクターをディストーションと言います。
ギターサウンドはエフェクターのディストーションで音を歪ませるのと、ギターアンプ側で音を歪ませるもの、その両方の歪を加えるものとがあります。
ディストーション系エフェクターの数々
ギターアンプとスピーカー
クリーン
全く音割れしていないきれいなサウンド。
アルペジオやコード弾きが多い。
クランチ
やや音割れしたサウンド。
クリーンサウンドに加えリフ弾きも多い。
ディストーション
十分に歪んだ音。
コードは音が潰れてよくわからなくなる。
パワーコードやリフ弾きに多い。
ソロもある。
ファズ
極限までに歪ませた音。
ほぼパワーコードやノイズ気味のサウンドとして用いる。
ソロとしても。