作曲のためのパート構成・リズム隊とコード隊の初歩知識 | 特定非営利活動法人ミュージックプランツ | 音楽制作・作曲・DTMを支援する会 Skip to content
音楽一般入門(楽器とアンサンブル) 一覧に戻る
2021年3月 26日

1:音楽の構成要素とアンサンブルの基本


アンサンブル基礎1 パート説明

音楽の構成要素

音楽の3大要素

Rhythm(リズム)

拍子・ビート、一定周期またはパターンの音

最重要要素

Melody(旋律)

音の高低・長短の変化の連続した流れ

Harmony(和声)

複数の高さの音が重なり合いながら変化し、進行していく

アンサンブルの基本

4リズム1リード(4R1L)

バンドなどのアンサンブルの基本になります。
エレクトロ系などでも、音色の置き換えはあれど、パートの役割としては同一になります。
4つのリズム楽器はリズム隊とコード隊に分かれます。
リズム隊は音楽でもっとも重要なパートです。
バンドアンサンブルなどではきっちりとビートの刻めるリズム隊のスキルが極めて重要になります。

リズム隊

ドラム
ベース

コード隊

ギター
キーボード

リード楽器

ボーカル
ソロ楽器(リードギター、リードシンセ、Saxなど)

リズム隊

ドラム

リズムを刻むメインパートになります。
まずは基本的なドラムセットを解説します。

ドラムセット

ビートを構築するメイン楽器

  • バスドラ
  • スネア
  • ハイハット

ハイハットで細かいリズムを刻み、バスドラとスネアで基本のリズムを奏でます

その他の楽器

タム/ロータム/フロアタム

図以外にもハイタム、メロタムなど様々な種類があります。
主にフィルイン(注)で使われます。

クラッシュシンバル

セクションの頭や、キメどころのポイントなど、強いアクセントを付ける時に使います。
通常はバスドラムと一緒に鳴らします。

ライドシンバル

ハイハットのように細かいリズム刻みに使われます。

フィルインとは
4小節目や8小節目など、セクションの区切りになるポイントで手数を多くして叩く部分のことを言います。
通称で「オカズを入れる」とも言います。

ベース

リズム隊のもう一つのパートでドラムと合わさることにより、ノリを表す言葉「グルーブ」を醸し出します。
音楽の3大要素である「ハーモニー」部分の最重要な土台となるところです。
コード隊がなくとも、ドラムとベースとメロディだけで(ドラムとベースのみでも)音楽を成立させることができます。

エレキベース

エレキベース

ギターよりも1オクターブ低い音で構成されます。
最も低い音は「E0」です。
さらに低い音の出る5弦ベースでは「B-1」まで出ます。
おおむね「E0~E2」の2オクターブ範囲でベースラインを作ります。
LogicPro等のDAWで打ち込まれるときには通常の楽器よりも音源が1オクターブ低い音で鳴るように設定されていることが多いので、実際の鍵盤入力での最低音は「E1」になります。
バンドアンサンブルの打ち込みのときなどは、この最低音よりも低い音で鳴らさないようにすることが重要です。

リズム隊の重要性

音楽の出来栄えはリズム隊が全てと言っていいほどにドラムとベースは極めて重要です。
アマチュアの曲で聞こえ映えが悪いのは、リズム隊が貧弱で、サウンドがチープであることがとても良くあります。
どうしても、メロディやコードなど、うわもののサウンドに耳が行きがちですが、音楽制作の観点からは何よりもリズム隊の構築に心血を注ぐことが良い結果を導き出します。


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