2:五線譜と鍵盤の関係
五線譜と鍵盤の関係
音楽で使われる音の数は12個しかありません。
この内、Major Scaleと呼ばれる構造で並ぶ7つの白鍵、Major Scaleの構造上全音(半音2個分)部分の間に挿入される5つの黒鍵部分に別れます。
そして、主要な白鍵部分をベースに「音名」が定められています。
黒鍵部分については後で説明します。
音の名称について
音楽理論では英語とイタリア語が良く使われます。
日本語も交えてここに記します。
英語音名 | C | D | E | F | G | A | B |
イタリア音名 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
日本語音名 | ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ |
注) クラシックで使われるドイツ音名では「(独)B=(英)B♭」「(独)H=(英)B」となり、混乱をきたすのでポピュラー音楽理論等では使われない。
音部記号~ト音記号(G-clef) ヘ音記号(F-clef)
五線譜で音の高さの基準を定めるのは音部記号です。
楽器によって様々な音部記号がありますが、高音部(トレブル:Treble)を表すト音記号と低音部(バス:Bass)を表すヘ音記号が最も良く使われます。
ト音記号:第二線を「G3」の音と定める。
(通常はオクターブを示す数字は省略する)
ヘ音記号:第四線を「F2」の音と定める。
主にベースやピアノの左手部分の表記に用いる
五線譜と鍵盤の関係
基本、五線譜は鍵盤を縦にした白鍵部分に対応しています。
五線譜の上下の高さは白鍵を基準にした配列になっています。
#や♭を使わない限り五線譜上の音符はすべて白鍵を示し、音楽で一番使われる音階「Major scale」の構造となっています。
鍵盤を縦にした状態が五線譜に対応しているのです。
よって、理論を習得するには鍵盤で音を出して確認することが重要です。
鍵盤と楽譜の位置対応
音の高さは異なりますがこれらはすべて「C (ド)」の音です。
詳しく音の高さまでを示すのに数字を用いて「C2」などと表記します。
この関係を「オクターヴ」といいます。
C2~C4の関係は2オクターヴとなります。
16beatのポイント練習
リズム譜で練習してみましょう。横一列で1小節と見ます。