楽譜の書き方と音符・リズム・五線譜・鍵盤についての概要 | 特定非営利活動法人ミュージックプランツ | 音楽制作・作曲・DTMを支援する会 Skip to content
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2021年3月 26日

1:リズム・五線譜・鍵盤の構造


リズムトレーニング基礎①

8beatと16beat

各ビートのうち、アクセントのある位置を「On beat」それ以外のすべての部分を「Off beat」といいます。
8beatと16beatの違いはアクセントの分解能であり、耳に聞こえる音符の細かさは関係ありません。
これらは体でのビートの感じ方にも関係し、一般的に8beatは「縦ノリ」16beatは「横ノリ」と言われます。

8beat

8beatは4/4拍子の時、各拍子の頭のみOn beatとなります。
ここ以外の全てのポイントがOff beatとなります。
BPM=125~の曲は、おおむね8beatであることが多くなります。
BPM=140以上は16beatの認識がほぼ不可能となります。

リズム譜を使って練習してみましょう。

リズム譜

画像をクリックで印刷用PDFファイルが開きます

 

 

五線譜の基礎1

五線譜の構造

音価

「音程」と「音名」と基準音

音楽で使う(正確には楽譜=五線譜に記される)音は「基準音」があり、この基準音から派生する音の高さでのみ楽譜には記されます。


基準音:A3=440Hz (「A」はドレミファソラシドの「ラ」と同じ)

(*最も日本国内で用いられているヤマハ式表記を用いている。
国際式表記では数字が一つ増えてA4となる)

440Hz(ヘルツ)とは1秒間に440回振動している音。
振動数が2倍の関係の音のことをオクターブといいます。

A3の1オクターブ上の音:A4=880Hz
A2の1オクターブ下の音:A2=220Hz

A2、A3、A4はそれぞれ「A」という音で、聞こえ方の高さの違いを「数字」で表します。
この1オクターブの間を12分割した「音」たちが楽譜で使われるすべての音である。
そしてそれぞれの音には次の名称がついている。

 

1オクターブを12分割

ここで、登場している英文字は【A B C D E F G】の7種類です。
「7音で音楽を作る」という大原則がポピュラー音楽にはあります。
この7音を順に並べたものを「全音階=Diatonic scale」といい、このDiatonic scaleのうち特に「Major scale」を基軸として書き記すために楽譜があります。

音名 C D E F G A B
ファ

鍵盤の構造

五線譜は「鍵盤」と完全対応します。
五線譜は鍵盤演奏を記録するために発達したと言って良いものです。
まずは五線譜の理解に鍵盤構造を確認します。

音楽に登場する全ての音=12個  オクターブ関係にある音は同じ音名を用いる

この12個の音が1グループになり連続で繰り返されて鍵盤楽器は成り立っています。
同じ音名の上下関係を「オクターブ」と呼び、周波数で倍数関係にあります。


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