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エフェクター(FX)基礎 一覧に戻る

2021年3月 27日

4:歪み系エフェクト


音を荒々しくする、汚す、歪ませる、太くする、壊す、ノイジーにするなどのイメージで使われるエフェクターです。
原理は「過大入力」が基本です。

音の増幅回路の種類や、歪具合などの音色キャラクターでエフェクト名が異なります。
Bit Crusherはデジタルの歪で異質ですが、一般的に言われているオーバードライブ・ディストーション・ファズ・クランチ等の名称は結構境界線が曖昧だったりします。

Overdrive/Distortion

この2つは境界線が本当に不明瞭で、マイルドでウォーミーなオーバードライブ、激しく鋭いディストーション。
真空管増幅のオーバードライブ、ディスクリート素子のディストーション。
過大入力=オーバードライブ、その効果の歪=ディストーション。
という風に言われていますがこの違いは感覚的なものが大きいようです

基本的なパラメーターに差はない。

Bit Crusher(デジタルディストーション)

デジタルオーディオの特性を逆手に取ったディストーションです。
デジタルオーディオは音量許容量がMax0dBで、これを少しでも超えるとクリッピングノイズが発生します。
この特性を逆手にとった歪のサウンドを生成します。
過大入力時の挙動処理によって音色が変化します。

Bit Crusherの場合は音を歪ませる目的だけでなく、サンプリング周波数とビット深度を低くして音の解像度を下げて音を「粗く」する目的でも使われます。
特に低サンプリング周波数にすると、ナイキスト周波数上限付近の音が聴感上目立つので少し金属的なざらつきが付くように聴こえます。

【Tips】FilterのResonance+Distortion

シンセサイザーの定番サウンドでフィルターのレゾナンスを十分効かせたシンセベースやシーケンス音(SQ音)にディストーション系エフェクトを通すと独特のサウンドとなります。
Roland TB-303にオーバードライブを通したサウンドはアシッドテクノでもてはやされ、その後のサイケデリックトランスで昇華されることとなります。

【Tips】Exciter

埋もれた音を全面に出す、輪郭をはっきりとさせるなど、イコライザーの高周波を持ち上げただけのサウンドとは一味違う効果をもたらすエフェクターを「エキサイター」「エンハンサー」などと呼びます。
これはサウンドの高周波部分にだけディストーション効果をかけて新たな倍音を付加するものです。
ボーカルやギターなどのトラックに劇的な効果をもたらしますが使いすぎには注意が必要です。