【開催レポート】楽曲腕試しコンテスト(2018.07.08)
はじめに
こんにちは。正会員のうつぼ(@utsubo16)です。
このコラムでは7月8日に行われました、第29回公開セミナーについて当日の様子やちょっとした感想を書かせて頂いてます。
あと今回は自分も楽曲を提出していまして、とてもドキドキで臨みました。
ではでは宜しくお願いします。
(皆さんドキドキです..!!)
公開セミナーとはなんぞや?
公開セミナーとは参加者が制作したオリジナル楽曲を講師陣の北田先生とTatsh先生をはじめ、その他の参加者が一緒に聴き、感想を嘘偽りなく言いまくるという、メンタルが弱い方には大変厳しい催しになります。
とはいえ、別に悪口を言い合うことが目的ではなく、あくまで一つの楽曲として他人からどのように評価されるのか再確認することが真の目的で、自身の成長に必ず繋がります。
また、楽曲を提出した人と同様に評価側も真剣です。そんな29回目の公開セミナー、今回は13曲のエントリーがありました
今回も個性溢れる曲が届きました
エントリーされた13曲はどれも個性溢れるものばかりでした。
その中でもうつぼが学ばせて頂いたものをピックアップしてお届けします。
(正会員の方はアーカイブからフルで見れますので見てみて下さいね)
・M1 スローバラード 男性ボーカル曲
オープニングを飾った曲です。初めの低音域のメロディが印象的で、また聴きたいと思った曲です。講師陣からも自分の世界が出来上がりつつあるとコメントがありました。
そんな素敵な曲を制作した彼ですが、以前Tatsh先生の楽曲が大好きでよく聴いていたそうです。けれど、好きな曲ばかり聴いてはいけないとTatsh先生から禁止令を出されて2年間我慢しました。その中で色々な楽曲に触れたことで自分の世界を掴み始めた段階とのこと。
今の時代ネットを通じて世界中の曲を聴ける環境が整っているからこそ、自分の好きな曲に籠ってしまう傾向が強くあるような気がします。作曲では様々なジャンル、楽曲を知らないと思わぬ失敗につながってしまう事もセミナーで取り上げていました。
・M8 民族・ファンタジー系戦闘曲
Music Planz外部からの参戦曲でした。たくさんの民族楽器が登場するとても楽しい楽曲で、うつぼは好きでした。ですが、講師陣からのコメントからは既存のジャンルで似た物を感じる、フレージングが無理があるのではと少し厳しいものでした。さらに、たくさんの楽器が登場するがこの楽曲を演奏するには何人必要なのと演奏面でのコメントもありました。
確かにDAW上では色んな楽器を登場させられるので実際に難しいフレーズでも難なく奏でることができます。ですが、楽器は本来は人が演奏するもので生系の楽器なら尚更演奏する人を考える必要があるのでしょう。また言い方はアレですが、DAWは結局バーチャルな空間でしかないので、中途半端に楽器を奏でてしまうと嘘っぽさが出てきてしまって楽曲を台無しにしてしまうのだと感じました。
その他にも暖かいギターインストや現在Music Planzで盛り上がっている企画「鬼道場」でブラッシュアップ中のボーカル曲など素敵な楽曲が目白押しでしたが、最後にうつぼの曲について取り上げます。
・M13 物語音楽(インスト)
今回(というか毎回ですが)うつぼは物語音楽を提出しました。ざっくりした内容は「大好きだった人を想い、決意を胸に新しい世界に飛び出す」というものです。また、キーワードは「勇ましさ」と「切なさ」で楽曲制作に臨みました。ピアノとヴァイオリンが楽しい曲でして、自分で演奏してても楽しくなってしまいます。
講師陣からのコメントは斜め上からでした。曲そのもの評価はさておき、この曲はお金を出さない用途で聴く分には良い曲だが、お金を出すとなると嫌いになるとのこと。また、そこからリスナーがお金を落とさずクリエイターがお金を得るにはどうしたらいいかと問われました。完全にうつぼはフリーズしましたが、その後の飲み会で貴重なお話をお聞きすることができました。作曲だけでなくその先のマネタイズに関しても勉強になりました。
あと、楽曲はtwitterで(@utsubo16)の方から聴けますのでよかったら覗いてみてくださいね。
最後は宣伝になっちゃいました。
最後に
ここまでお付き合いありがとうございました。このコラムを読んでいるということは少しでも作曲に興味がある方なのかと思います。現在DAWソフトを買えば色んなソフト音源も付いてくるし作曲なんてすぐ出来ると思われるかもしれませんが、実際は自由すぎるが故に結構苦労します。これではダメだと音楽理論の勉強や耳コピをするも、これまた壁にぶち当たることなどざらにあります。
「作曲は一日にして成らず」という言葉を教えて頂いことがありまして本当にその通りだと実感する毎日ですが、だからこそ一歩ずつでも成長を実感できたときはとても嬉しいですね。
冒頭でもお話ししましたが、公開セミナーは自身の成長に必ず繋がります。なぜなら他人に自分の曲を聴いてもらって正直な感想をもらえる場は多くないからです。もしこのコラムを読んでいて楽曲制作に悩みがあるという方は一度公開セミナーに参加してみませんか?緊張されるかもしれませんが、音楽制作を行う上で新しい発見や道しるべを見つけることができるかもしれません。講師の北田先生とTatsh先生をはじめとして会員の皆さんはどんな音楽であれ、楽曲に真剣に向き合っている方には全力で応えてくれますよ!
以上、第29回公開セミナーのコラムをうつぼがお届けしました。
ありがとうございました( ˆoˆ )/
次回開催のお知らせ
第30回公開セミナー 8/26(日)8:30-11:45
国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟502号室