【開催レポート】オリジナルCDを作りたい!(2018.02.04)
みなさん、こんにちは。MusicPlanz正会員のミューラー(@Depth_Water)です。コラム投稿は今回が初めてです。
先日は、無料イベント『オリジナルCDを作りたい!』の開催があり、私も楽しみました。
イベント当日は、記録的大寒波が関東に襲来し、会場付近にも雪が残っているほどの寒さでしたが、教室内は熱狂に包まれるほどの大盛況でした。近所の雪がすべて溶けるんじゃないか、というほどのアツさ!
当イベントの担当講師であるMusicPlanz理事長の北田先生をはじめ、特別講師の須田先生、Tatsh先生も教室に駆けつけてくれました。
『オリジナルCDを作りたい!』のイベント内容
作曲をこれから志す方にとって、自分の楽曲のCDをリリースしてみたいという事は、思い描く目標の一つですよね。私もミュージックプランツに入会前は、自分のCDがバンバン売れる夢をどれだけ見たことか。実際、布団の中で寝ながら見ていたというただの夢だったんですけどね。
でも、その夢を現実にしたい想いが強くなり、2017年5月にミュージックプランツの門を叩いて、作曲を学び始めたのです。最初の頃はわからない事だらけでペンを持つ手がプルプル震えてばかりいましたが、授業を共にする最高の仲間達にも恵まれ、とうとう、この春のM3(という同人即売会)への初参加が決まり、自分のCDを売る夢が現実のものとして変わる事になったんです。
(ミュージックプランツ会員のChisaさん(@chisa_vocal_hrm)、野菜さん(@yasai7_e)と3人組で参加します!)
とはいえ、私にとって、初めてのCD制作です。果たして、どうやって作るんだろう?という実際のプロセスや、ケースやジャケットの印刷などを考えたら、費用はどのくらいかかるのだろうと、わからないことがたくさんあったんです。
そんな私にとって、不安材料をすべて吹き飛ばしてくれるような講義が、今回のイベントだったのです。少しだけ、内容をご紹介しますね。
CDの役割って何だろう?
まずは現在におけるCDの役割について。
私が若い頃は、ミリオンヒットが毎週のように出るほどCDがあふれかえっておりました。音楽を聴くとしたらCDか、ラジオやテレビの音をテープに録音して聴いていました。(ラジオのローファイサウンドも良い。いや、あまり多くを語ると年齢がバレるのでこのくらいにしておきますが)
しかし、現在はダウンロードやAppleMusicなどで、いつでも気軽に音楽が聴ける時代です。
イマドキ、CDなんて・・・と思うかもしれませんが、M3やコミケと言った同人即売会イベントでは、自分でCDを作って手渡しで売る事が主流です。作り手として、1曲作ったら、ポン、とネットにアップロードするのもいいですが、CDという目に見える作品にして、直接リスナーに手渡しできるのは、作りがいという観点ではとても楽しい事なんです。
CD作成方法は?
即売会で売るオリジナルCDにはどんな作り方があるのか。
大きく分けて「プレス方式」と「手焼き方式」の二つがあります。
「プレス方式」では一般的なCDで使われている「ジュエルケース」がよく使われます。実際にプレス方式で作られたCD(Tatsh先生持参!)を用いての説明がありました。
普段はじっくりと見る事は無かったのですが、いざ作るとなると、ジャケット以外にも背面のバックインレイやオビ、CD盤面など、考えなくてはならない事がたくさん!
また、CD作成をプレス業者にお願いする事になるので、そのぶん費用はかかります。
一方の「手焼き方式」は、自分で一枚一枚、CDを焼き、包装する方式です。材料を工夫したりする事で費用を抑えて作成する事ができますが、自分で全て作るので時間がかかります。また、手作りだからと言ってクオリティを下げる事は厳禁! リスナーのことを考えて、しっかりした材料で作成し、綺麗な形でお届けする事が大事です。
実際にプレス方式、手焼き方式で作成したCDを手に取って確認します。
作ったCDを売るには?
イベント後半では、作ったオリジナルCDを多くの人に聴いてもらう・・・すなわち売るためにはどうすれば良いのか、という話に進展しました。
適正な値段設定や、準備する枚数など、過去のミュージックプランツ会員たちの収支データ用いて情報を共有します。具体的なデータなので、説得力があります。(赤字、黒字をみてるとメモをするペンがプルプル震えそうになります)
イベントを終えて
今回も充実した内容のイベントでした。私もイベントを通してよく考えた結果、今回は手焼きで綺麗に作ってM3に参加しようと思います。ミュージックプランツでは作曲の技術だけでなく、作曲活動に関する、様々な情報を仲間で共有する環境が揃っています。ご興味を持たれた方は、是非一度ミュージックプランツに来て見てください!
大丈夫、ペンを持つ手がプルプル震えそうになったら、私が横から支えますから!
よろしくお願いいたします。