課題1(2019.1.17〜1.31)
*指定楽曲の完全コピー
渡辺美里「Pajama Time」
『以下、代表からのコメント』
小室哲哉氏の楽曲を「完全コピー」してもらおうと思います。
提出していただいた「light
breeze」はglobeなど、小室さん中後期の影響が大分強いと思いました。リベラルな音楽観点で言って、小室さんのベストな時期は84〜88です。その時期に作られた渡辺美里に提供したアルバム:Breathに入っている「Pajama
Time」という楽曲を完全コピーしてください。
申し訳ないのですが、もしCDをお持ちでない場合はCDレンタルか購入、またはiTuneにて楽曲購入をおねがいします。
この楽曲は私の考える小室哲哉ワークスのなかで最高の曲だと思っています。
完全コピーとは全パートをLogicに打ち込んでもらうことです。楽曲をLogicに貼り付けるとコピーしやすいです。この辺りのやり方はサポートを受けて下さい。なお、ボーカルやコーラスはシンセメロの代用で構いません。
期限:1/31(木)23:59
結果
全6ページの解答を提出。
『以下、代表からのコメント』
インターバルは基本OK。新標準音楽理論の最も主幹をなす「コード&スケール」の概念理解が足りません。音楽理論1の第11回目までのアーカイブを完璧に理解するよう見直してください。
以下の不正解項目を見直し「完全解答」の再提出を行うことを課題とします。
期限:1/20(日)23:59
2-1-5
2-3-b
3-1-3,4,7
4-1-11?(字が不明
4-2-4
4-3-3
4-4
5-1-17,18,19
5-2-4
5-2-5(どちらか正解
5-3
5-4(全問
6-1-6,13.14,18,20
6-2-3,5
6-3-1,2
6-4
結果
課題2(2019.2.2〜2.13)
1. 「Pajama Time」完全コピーのブラッシュアップ
2. 「Pajama Time」のメロディ譜作成 ※可能であればフルコーラス
Logicのメロディパートから楽譜作成、または手書きでも可
「メロディのコードに対するインターバル」を書き入れてメロのインターバル解析を行う
3. 好きな小室哲哉楽曲を1曲取り上げ、1コーラス分のメロ譜を作成する(2/3(日)まで)
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
フルコーラスの完全コピーお疲れ様でした!!
いや、よくとってくれました!素晴らしいです!!!
細かいところは勿論もっとブラッシュアップの必要がありますが、まずはここまでの再現に敬意を評したいと思います!
さて、以下のところはスキル的にぜひ身につけてほしいところなので、優先的にブラッシュアップをしてください。もちろん、自分で気がついたところはプラスで修正願います。
1:19〜 B2のところ
ドラムのエレクトロニック系パーカッションの音「キュッキュキュキュッ」(Zap音と言います)が無い。
1:44
ドラムのスネアのフィルが違う。32分音符の細かいロールが抜けている
(この32分の抜けは全般通してありますので適時箇所を修正してください)
1:45~サビ1
ピアノがエレピになっていてアタックが弱い。EXS24のライブラリに「Electric
Grand」という音があります。ライブラリのサウンドから検索しても良いですし、EXS24ライブラリの Legacy Instruments>Piano>Electric
Grandにあります。この音に差し替えてください。
ドラムのバスドラムのパターンが違います。16分の細かい音が抜けています。
2:45〜 Dメロ
ここのTopのシンセブラス系は和音で奏でています。ハーモナイズにて音を埋めてください。あと、ブラス特有のグリッサンド奏法が抜けています。ここは大事な部分なのでしっかり再現してください。
2:59〜サビCoda
この部分は一番盛り上がるところなので、しっかり音をとってもらいたいです。Dメロから続くシンセブラスのリフ、歌が入ってからのエレクトリックグランドピアノの刻み、あと、細かいハープ気味なシーケンスフレーズ。このシーケンスフレーズはなかなか音が追えませんが、雰囲気だけでも再現してもらいたいです。これは、24分音符でスケール音を上下になぞって動かすのですが、この時に最低音と最高音に気をつけて奏でるととても美しく決まります。こういうフレーズにはディレイを加えるとさらに美しくなります。
まずは以上です。
【課題締切】
3.について、どの小室哲哉楽曲を取り上げるかだけは 2/3 23:59までにお知らせください。
その他の、全課題は 2/13(水) 23:59締切とします。
どうぞよろしくお願いいたします。
結果
「
Pajama Time / 渡辺美里」の完全コピー音源を再提出した。
*Pajama Timeのメロディ譜面を作成した。
*好きな小室哲哉楽曲「Human System」の1コーラス分メロディ譜面を提出した。
課題3(2019.2.14〜2.28)
*既存曲「Everything / MISIA」のメロ譜作成
(Aメロ〜サビまでワンコーラス分のみ)
『以下、代表からのコメント』
MAKI
RYOさんには小室さんの楽曲解析を2曲行っていただきました。ここで、小室さんが絶対に楽曲には用いない要素のものを習得してもらいたいと思います。それはBlues要素です。小室さんの楽曲ではReal
minor scaleとBlues要素が完全にゼロなので他から補完しなければなりません。
そこでもう一曲だけ、私の指定楽曲をコピーしてもらいます。
言わずと知れた名曲ですが、超高難易度のコードワークス、さらにBlues要素も入っています。
この楽曲の歌部分、Aメロ〜サビまでワンコーラス分の「メロ譜」を作成してください。
こちらの、イントロは超超高難易度なのでコピーは必要ありません。
あくまでも1コーラス分だけで結構です。
課題3点確認しました。お忙しい中よくこなしていただきました。
手書きの楽譜で書いてくれてありがとうございます。
普段から音符を書き留めているのでしょうか、とても綺麗にかけています。
まず、Pajama Time から
【楽譜について】
1. 楽譜の2小節目のDm7は、正確には「Dsus47ーD」(小節内)です。
2. 5段目の1小節目はFsus4です。
3. 「C」セクションは
|G♭△7ー|Fm7-B♭m7|G♭△7ー|Fm7-B♭|
となります。
4. 「D」から「C’」セクション間の4小節ブリッジ部分のコードが抜けています。ここは
|B♭△7-G♭△7|A♭△7-B♭△7|B♭△7-G♭△7|A♭△7-B♭△7
とうごいています。
5. アウトロ部分のラストのコードのG△7ーAは正確には
|G△7ーA/B-A/B♭|
と動いています。
【コピー音源について】
1. 2:45〜 Dメロ
前回の指摘で個々の部分のブラスのグリッサンド奏法が再現されていませんでした。
2. 2:59〜サビCoda
「細かいハープ気味なシーケンスフレーズ」こちらの再現がされていませんでした。
3. 後半で入るマラカスのグルーブが合っていないのが気になります。これはドラマーに叩かせたかループでしょうか?これは鍵盤ベロシティでのステップ入力で改善してください。
音源についてはおそらく手が回らなかったのかなと思います。どうか、ここの部分、特に最後の音のアンサンブルは大変勉強になりますので是非もう一度再現にトライしてください。ただし、再提出の必要はありません。こちらについてはあくまでも自主課題ということにして、次の課題に移りたいと思います。
【Human System楽譜について】
こちらもご苦労様でした。Dメロの部分が省かれていましたが、ここは正直音楽的にクラッシュ(理論的に破綻している)しているので取らなくても結構でした。全般的によくとれています。Pajama
Timeよりも、小室さんの特徴がよく出ていることが音符を書いて、インターバル解析をして掴んでもらえてばと思います。
実は、好きな楽曲選択の時に、もう少し時代的に後ろ(Globeぐらい)の楽曲を選ばれるのかと思っていました。Human
Systemはインターバル的に見るとそれほど悪い楽曲ではありません。こうして、PajamaTime,
Human Systemと良曲を解析した後に、後期小室さんの楽曲を解析してみると音楽的変化がまるわかりになると思います。こちらも自主課題で取り組んでみてください。
■今後の課題予定について
コピー課題はこの曲にて終了します。ワンコーラス分のコードがしっかり取れたらオリジナルの楽曲制作に入ってもらいます。またまた面白くない課題となりましたが、どうかついてきてください。
【課題締切】
2/28(木) 23:59
結果
「Everything / MISIA」のメロ譜を提出した
課題4(2019.3.4〜3.8)
1.「Everything / MISIA」メロ譜の修正
2.BPM95以下のスロー系楽曲を1コーラス作る
『以下、代表からのコメント』
大変おまたせいたしました。
まずは、楽譜の添削を載せますので確認してください。
改めてですが、大変良くできています。難しい中よくコードを取りました。現在MAKI
RYOさんが知っているであろうコードよりも相当難しいコードが入っていたはずだと思いますが、よく食らいついてくれました。
【第1課題と締切】
そこでですが、もう少しだけもがいてください。添削で記したコードの間違い部分、足りない部分をまずは埋めてみてください。3日後に私がコードを打ち込んだLogicファイルをお渡しします。まずはそれまでに修正を自力でやれるところまでやってみてください。
なお、メロディのインターバルについては修正不要です。
そして、3日後に解答をお伝えした時点でこの課題は終了とします。
締切:3/8(金) 23:59
【第2課題】
こちらは第1課題後にスタートとしますが、もしも準備できましたらお願いします。
■BPM95以下のスロー系楽曲を1コーラス作る
【条件】
・歌ものであること
・サウンドの方向性は自由
・しかし、サウンド重視とはならないであくまでもコード&メロに重点をおくこと
締切は第1課題の進捗次第であらためてお知らせします。
結果
課題5(2019.3.23〜4.5)
・「きっといつかは」のリハーモナイズ
【条件】
1. 最初の小節はコードをDm7とすること。
(メロディがE音なので、9thスタートとなります。以降のコードは自由です。)
2.
メロディによってコードが限られてしまうところなどは最低限のメロディ変更を許容します。例えば0:39はメロがG#で、コードをE7以外にすることが困難です。流れ的に違うコードを当てたいような状況に限り最低限のメロディ変更を行ってください。
3. 今回、「オシャレにする」ことを目標にしてください。
4. BPMの変更は自由です。
『以下、代表からのコメント』
楽曲提出ありがとうございます。
まずは、縛りなしでのメロ&コードにてしっかりと歌モノを作り上げられたことを評価したいと思います。
ここから、しっかりアレンジして構成を練って歌を入れれば立派に商品までに仕立てあげることができます。
今回縛りなしということで、自由に作られたと思います。いわゆる「歌謡曲」範疇のものからもう少しAORのようなワールドスタンダード方向にもトライしてほしいと思います。
そこで、次の課題はリハーモナイズにします。
リハーモナイズはメロディそのままでコードを変更させるテクニックです。よく、リミックス、リメイクにてもちいられます。
今回提出された「きっといつかは」のメロディはそのままで、コードを全面変更してください。
MAKIRYOさんに足りないエッセンスがズバリ「オシャレ」です。メロディをテンションに当てる。テンションリゾルブをコード配置で計算できるようになることが目的です。
楽曲アレンジはまだ要りません。今回と同じ様式で大丈夫です。
もし、可能ならば簡単でもよいのでイントロをつけてみてください。イントロのためのメロは任意ですが、もちろん無くても良いです。
【課題提出期限】
4/5(金) 23:59
【参考箇所】
新標準音楽理論1-12 テンションリゾルブ
新標準音楽理論2-1 Tension chord : 4way professional piano position
こちらを十分に練習してみてください。突破口が見つかると思います。
結果
新曲「きっといつかは / MAKI
RYO」のリハーモナイズ音源を提出した。
『以下、代表からのコメント』
先程提出いただいた「きっといつかは」
なかなか雰囲気がグッと大人な感じになりました。
今までにない雰囲気が出せたのではないでしょうか。
少し、アボイド踏んでいるところや、スケール外の音になっているところなどが気になります。
不躾ながら元ファイルを修正して、なるべく元の雰囲気を残しつつ、しかし、もう少しストーリーを広げられるようなコードに修正してみました。
こちらのeditファイルにて比較して頂けますでしょうか。
なお、修正箇所は
・イントロ/エンディングのリフコードの一部修正
・A~B-サビのコード修正、特にサビ前のメロG#の処理が甘かったので念入りに修正しています。
・サビはVIスタートに変更しています。ストーリー的に1箇所マイナートニックスタートにすることで幅が出ます。
・エンディングを作りました。
・全体的に最低限のアレンジを施しました
以上です。
次回の課題は、この修正したコードをコピーしてメロに書き込んでください。
なお、これは課題にしませんが、メロのインターバル解析をすると、コードにおけるメロディの位置取りの勉強にすごくなるので是非トライしてください。
課題6(2019.4.13〜4.21)
*「きっといつかは_edit」版で付けたコードをコピーしてメロ譜を作成する
結果
「
きっといつかは / MAKI RYO(Arranged by K Masera)」のメロディ譜面を提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
「きっといつかは edit」の楽譜校正をしました。
概ねよく取れています。細かい修正を入れましたので確認してください。
それでは予告通り、次の課題はまた楽曲制作を行ってもらいます。
【課題】
今回は「歌入れ」をも想定した「フルコーラス」の楽曲制作が目標です。
その他の縛りはありません。
まずは、シンセメロでいいのでワンコーラスのデモを作ってください。
その後、フルコーラスの楽曲を作り上げるために追って指示を出していきます。
【ワンコーラスデモ締切】
5/4(土)23:59
よろしくお願いいたします。
課題7(2019.4.23〜5.4)
結果
「
something new / MAKI RYO」の楽曲データを提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
Something new とても良い楽曲だと思います!
今までのMAKIRYOさんの枠を大きく踏み出した楽曲になると思います。
もしかしたらMAKIRYOさんの求めるカラーの楽曲ではないかもしれませんが、間違いなく「音楽の中心核」に近づいていることを実感させてくれる楽曲でとても嬉しく思います。
そこで、この曲をとことんブラッシュアップして是非ともReleaseを目標にしていただきたいと思います。
まずは、メロディについて
【Bメロの修正】
添付の図を参照下さい。
AーBーサビの各セクションが全て同型モチーフの繰り返しをしています。
Aとサビはこの形で気になりませんが、Bの繰り返しにより一様性が出てしまっています。
ここはBを大きく変更することを考えて下さい。
コード進行はこれでも良いと思います。もちろんコードの変更もありです。
メロの形を今の「a-b-a-c」型ではなく、たとえば「a-a-b-c」など、他のセクションと違う形にしてみて下さい。
ここはバリエーションが生まれれば「a-a-b-c」でなくとも良いです。
Bメロは一番「遊べる」ところなのでぜひ工夫してみてください。
【サビの追い込み】
この系統の曲の場合、ゴージャス系で盛り上げていく、ありとあらゆる「おもてなし」で間を埋めていき飽きさせないようにする事が必要です。
シンプル系で「素うどんのような」出汁で勝負と言うような曲ではありません。
すると、サビの2回め繰り返しからの後半がなんともさっぱりと終わりに向かってしまっているように感じます。
ここはたとえば中島美嘉の「stars」「雪の華」などのサビ後半のまとめ方などを参考にして下さい。
まずはここをお願いできますでしょうか?
サウンドに関してはメロをブラッシュアップしてからアレンジ含めてやっていきたいと思います。
それと、この曲を誰が歌うかのイメージを用意して下さい。
MAKIRYOさんが歌うか、誰かに歌を依頼するかなど、ボーカリストのイメージを膨らませて下さい。
【次回課題】
以上の指摘部分の修正をお願いします。
【課題締切】
5/18(土)23:59
この曲が完成することをとても楽しみにしています!
課題8(2019.5.9〜5.18)
*「きっといつかは_edit」版で付けたコードをコピーしてメロ譜を作成する
結果
「
something new / MAKI RYO」の修正データを提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
大変遅くなりましたが、課題の修正指摘について述べます。
全体はかなり良いです!今回は私の方で最低限の修正を加えました。
以下列挙します。
[9小節目Steinway Grand PianoとGrand Organ]
ソシレ→ソドミ に直す
ここはコードが
G/A(8小節目)からAm7へ解決感を素直に持ったほうが良いです。
[メロディについて]
「A」は全く問題ありません。
「B」の21小節目のモチーフ繰り返しは、別のボーカルが掛け合いのような形にすると良いと思います。
[サビのコード進行の29小節目から]
A♭7alt- D7(913)のところがどうしても次のつながりDm7においてベースのD音持続などで不自然感が否めません。
正直、ここの処理が最も難しいと思います。
ここは、コードの流れを優先させて、さらにそれに合わせてメロディ変更をするのが不自然さ解消のベストな方策のようです。
(私自身、ここの処理に最も時間がかかりました)
まず、コードを
A♭7alt- E♭7(913)ーDm7
と変更して、次小節のコードDm7への流れを自然にさせます。
そして、E♭7(9 13)にメロディを合わせて29小節目最後のメロ音「D」を「G」に変更します。
(合わせてストリングスのラインも変更します)
[その他]
サビ前のアンサンブルを盛り上がるように修正
ドラムやブラスの細かい修正
これらを行いました。
以上にて、おおむね1コーラスのラフ版は完成として良いと思います!!
【今後について】
これからが本当に大変なとことです。まだまだやるべき所、バランスを取る所、加筆修正があると思ってください。
完成までの流れをまずはあらためて確認してみます。
1. フルコーラスへの展開、アレンジ
2. 歌詞を付ける→ボーカルを入れる
3. パートのブラッシュアップ
リズム隊がまだまだ甘いのでとことん詰める(まだ機械臭い)
ピアノ、コード系の処理(人間のプレイを模す
ブラスとストリングスのゴージャス化
4. Mix 各トラックサウンドメイクと空間系処理
5. 2mix/Mastering
この曲はしっかりやりきれば間違いなく商業ベースに乗るクオリティまで行ける楽曲です。
どうか希望をもって作業にあたってください。
【次回課題】
フルコーラスへのアレンジにトライしてみてください。その際に、まだ全パートアレンジではなくていいです。
以下のパートにて標準的な「2コーラスハーフ」の尺を考えてアレンジしてみてください。
・メロディパート(シンセ/ピアノで良いです)
・ピアノ
・ベース
・ドラム
なお、「ベース/ドラム」については今のうちからしっかりとブラッシュアップしておきたいと思います。
特に、ベースがまだノリが少ないので打ち込みを吟味してください。以下ヒントを述べます。
・ピックベースをフィンガースタイルに変える。(ファイルは変えてあります)この方がベロシティ変化でベースに動きが出ます。
・もう少しオブリガートを入れてベーシストの「遊び」感を出す。
・ドラムのサウンドをもう少し骨太にしてルーズさを消す。(ドラムキットの変更も視野に)
しっかりをフル尺アレンジをこなすと格段にスキルが身につきます。
おそらく、いままでで一番つらい課題になると思います。
どうかがんばってください。
【次回課題締切】
6/10(月)23:59
Logicファイルにて提出
課題9(2019.5.29〜6.10)
結果
「
something new / MAKI RYO」のフルコーラスデータを提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
もろもろに研究と勉強の跡が見えて嬉しい限りです。
まだまだビシビシ行くのでよろしくお願いいたします。
現状の構成は
IntroーA1(ぬき)ーB1ーサビ1ーリフ1ーA2ーB2ーサビ2(抜き)ーサビ3
となっています。
ヌキの所など、とても研究と工夫が見られて良いと思います。
そこでですが、Aメロのヌキは2コーラス目でやると効果がもっと上がります。
そして、もう少し構成を付け足して完全に「フル満タンの王道スタンダードソング」までに仕立て上げましょう。
場所としては、「B2ーサビ2(抜き)」がちょっと唐突にサビ抜きが来てしまいます。
ここは、2コーラス目で普通に「B2ーサビ2」として、サビ2のあとに「ソロ」を入れましょう。
そしてソロの後に「サビ3(抜き)」が入って「サビ4ーOutro」と終われば大援団ソングとなります。
ここで、B2とB1のサビ前ドラムを入れ替えたほうが効果が高まりそうです。また、そのときにB2ではサビ前での尺伸ばし(2拍、または1小節)を検討してもいいかもしれません。
ここは変えることでおかしく聞こえるならば無理に変えなくても良いと思います。要はサビ1とサビ2の入り方で変化を感じられればOKです。
あくまで、1コーラス目はサラッと普通に聞いてもらって、2コーラス目から飽きないための変化、「ヌキ」やドラムギミックや付け足しなどを入れるのが常套手段です。
まとめると
IntroーA1ーB1ーサビ1ーリフ1ーA2(ぬき)ーB2(サビ前変化)ーサビ2ーソローサビ3(抜き)ーサビ4ーOutro
こんな構成になると思います。もしかしたらこれで長過ぎる場合はリフ1を半分にしたり、もっとサラッとしてもいいかもしれません。
アレンジに関しては構成が固まってからまた指示しようと思います。
【課題】
上記の指摘を参考にして楽曲構成を練り上げる。
(マーカーだけLogicファイルに添加しました。参考にどうぞ)
【締切】
6/30(日) 23:59
Logicファイルにて提出
以上よろしくお願いいたします。
課題10(2019.6.19〜6.30)
結果
「
something new / MAKI RYO」のフルコーラスデータを再提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
構成よく頑張りました!!!!
細かい微修正はまだまだ必要となりますが、これで全体像が見えましたね!
フル尺構成はこれにてOKです。
(こまかいところでは、イントロの導入にもうひと工夫、何らかの導火線的な入りがあるとよいかと、あとは各セクションのつなぎ目の工夫などです)
本来ならば、アレンジをもう少し詰めた形まで持っていってから歌詞作り、歌入れとなるのですが、この段階にてで、歌入れをしてしまおうと思います。
そこで、歌に関してですが、依頼が可能な歌手のツテはありますか?
もしくは自分で歌ってみるということはどうでしょう?
曲の感じですと、コンテンポラリーな女性ボーカリストが良いかなとは思いますが、ここはMAKI RYOさんのプロデュース感覚にて決めて良いと思います。
一点、メロディについて
現時点の:Cでメロの最高音が瞬間E4が2箇所、サビ最後にあります。
E4はほとんどの女性ボーカルではファルセットに入ってしまいます。
かといって、全音下に下げてしまうと、標準的女性ボーカルの美味しい音域よりも中心メロが下がってしまいます。もしくは少しブラックテイストのボーカリストに頼むかといった工夫が必要になりそうです。
まとめると
①今のキーで最高到達点E4をなんとかD4くらいまでに下げるメロに変更する
②E4が出る女性ボーカリストに依頼する
③キーを下げてブラック系のボーカリストに依頼する(今の時代、これは少ないのでかえって面白いかもしれません)
どれかを決めて頂く必要があります。
以上を踏まえて課題を出します。
【課題】
①ボーカリストを探し、歌詞を用意する(ボーカリストへの依頼もあり)
②ボーカリストへの依頼準備に、この構成でのメロ譜をLogicで作成する。
③必要ならばメロディ修正、キー修正をする。
まだ、ボーカル録音をする必要はありません。その準備段階にします。
ボーカリスト探しは、今後のこともあるのでできれば最初は自ら動いてみてください。
会員に頼むのも、会員のつてを利用するのも、SNSを利用するのも良いと思います。
M3出展のこともあるので、計画的に楽曲を完成に導きたいと思います。
なので、ここは大変だと思いますが、期間を少し短めに区切ります。
課題11(2019.7.3〜7.12)
①ボーカリストを探し、歌詞を用意する(ボーカリストへの依頼もあり)
②ボーカリストへの依頼準備に、この構成でのメロ譜をLogicで作成する。
③必要ならばメロディ修正、キー修正をする。
まだ、ボーカル録音をする必要はありません。その準備段階にします。
結果
「something new / MAKI RYO」のメロディ譜面を提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
メロディのFIX、これにて本当にFIXで良いと思います!
よく、練りに練って辿り着きました!
とても良い素体の曲に仕上がっていると思います。
一点だけ修正願いです。
サビのEm7ーA7(9,13)の、A7(9,13)部分において、メロディでD音をよく用いていますがアボイドになります。
ディミニッシュアプローチ音とできなくもないのですが、登場回数と鳴っている時間が長すぎて、アボイドを発生させてしまうと思います。
ここは、要所でバックアンサンブルをEm7/Aに変更をしておいて下さい。
一小節を2拍づつ
[Em7/A-A7(9,13)]としてあげればまず問題にはならないと思います。・
ボーカルについて
ご自分で歌われる決断をしたことは大変素晴らしいと思います!大いに応援したいと思います。
しかしながら、歌を聴くリスナーのことは第一に考えなければなりません。
なので、ボーカルに関しても容赦なく指導したいと思います。
どうぞ覚悟のほど、よろしくお願い申し上げます!
【次回課題】
ここからは、完成に向けて残りの作業を洗い出すと
1. ボーカルレコーディングとコーラスパート、ハモリパートの付加
まずは、仮に歌を入れると、この楽曲の着地点がよく見え始めると思います。
この楽曲は、コーラス、ハモリによって大いに輝く楽曲になります。
また、ご自身の歌に、さらにハモリを重ねることでボーカルスキルを大きくカバーできることにもなります。
そして、コーラス、ハモリを十分に入れられれば、ブラスやストリングのアンサンブルはそれほど依存しなくても良くなります。
まずは、ボーカル周りに力を入れてみて下さい。
2. ドラム・ベースパートの再確認/ブラッシュアップ
3. ギターパートの付加
4. ピアノ/エレピのブラッシュアップ
5. ブラス・ストリングスのアレンジ(必要ならば)
6. エレクトロニックパートの付加を考察(必要ならば)
7. FX音の付加
8. ミックス
優先させるべき事柄順にざっと並べてみました。
次回期限までの課題は、この項目の何をどれだけやったかという、進捗報告にいたしましょう。
その作業のなかで、もしもわからないことなどがあったら報告時になんでも質問して下さい。
【次回期限】
7/23(火)23:59
これからまだまだ大変ですが、本当に良い楽曲です!かならず生まれさせましょう!!!
課題12(2019.7.3〜7.12)
・ボーカルレコーディングからミックスまでの進捗報告
結果
「something new / MAKI
RYO」のボーカル入り音源を提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
■ドラムの差し替え
この音色方向で良いと思います。90年代後半のHouse系統にシフトしましたね。この音色ならばバックのブラス&ストリングパートとの共存性が増すと思います。ミックスの段階でドラムの一つ一つの音色をいじればかなり厚みと馴染みがよくなるとおもいますので、このままで行きましょう。
■ボーカル
よくトライしてくれました。
ボーカルに関しては、聴いてすぐの感じと、少し時間が経ってから聴いた感じとで変わります。
おそらくご自身で歌われたのははじめてだと思いますが、歌ったことで見えてきたことも多かったのではないでしょうか?
まずは、このままのボーカルですすめていって良いと思います。
そこで、ボーカルに関してのテクニカル的な指摘をしていきます。
①発音について
「あ」行の声に「え」の成分がかなり入ります。
口角の角度にて母音の聞こえ方がかなり変わります。
基本は口角を上げて歌います。すると発音が「明るく」聞こえてきます。
全般的に角度が下がっていると思います。
ゆっくりと「あ〜い〜う〜え〜お」を口角の角度に気をつけて発音してみてください。
この発音が変わって、かつ安定するだけで歌の巧さが激変して聞こえはじめます。
②ゲートタイムについて
声を伸ばすポイントを「どこまで伸ばすか」をきっちり計算して歌ってみてください。
音切れがバラバラに聞こえています。
「しっかり伸ばす所」「短く切る所」「レガートにつなげる所」などを、アーティキュレーション(歌い方の抑揚のこと)全般を歌詞カードに書き込むことをオススメします。
③キーについて
できれば+2でいきたいですね。
現キーでは平メロが低すぎて聞こえてしまいます。
もし可能ならばトライしてみてください。
④ビブラート・シャクリ等
ビブラートをかけられる技術がありますね。
ここで大事なのが「真っ直ぐ伸ばす所」と「ビブラートをかける所、かけ始める所」をしっかり決めることです。
現在、雰囲気で歌われていると思いますが、ここをしっかり計算できると相当上手く聞こえてきます。
今回は以上になります。
次回の課題等はこの引き続きにて楽曲制作の続きをご自身の作業可能範囲にてすすめてください。
【次回締切】
8/9(金) 23:59
楽曲の進捗を報告してください。
次の日の8/10にアドバイス返答し、週末の作業にヒントとなれるように致します。
課題13(2019.7.25〜8.9)
結果
「something new / MAKI
RYO」のフルコーラス修正音源を提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
アドバイス返答が大きく遅れて大変申し訳ありません。
楽曲に関して、すごく良くなりました。概ねの出来上がりが見えてきました。
また、指摘しないところでのコード変化、ギミック、また構成の変更などすべてが上手く行っています。
概ねにおいてはこのアンサンブルにてすすめて良いです。変なアボイドやクラッシュポイントも無いです。
よく頑張ってくれました。
このあとは本当に細かい修正と、あとはボーカルですね。
まずは、この次にはボーカルに取り掛かることをオススメします。
バックアンサンブルの細かい修正については、この段階ですと、ボーカルが入ったほうがバランスが取りやすいです。
そこにてもし出来ればなのですが、ボーカルにはハモリコーラスを要所に入れることを考えてみて下さい。
確実なサウンドの差をつけることができます。
ボーカル関連での参考意見です
・発音に関しては以前指摘したとおり
・同一メロでボーカルテイクを重ねるとうまく聞こえてくる
・ハモリコーラスを録るとさらにうまく聞こえてくる
・ボーカルのエンドポイントは楽器トラックよりも重要
作業の参考として下さい。
一応、そこを踏まえた上で今後の指針を述べます。
あと、アンサンブルでいじるところは
・Drumの細かい修正、シンバルポイントやフィル
・ベースサウンドの見直し
・ストリングの音符とサウンドの見直し、少し馴染みが悪い
・ノイズFX、シンセ効果音などの追加
・シンセのリフやSEQフレーズの考察
このあとに、サウンド調整のミックスとマスタリングで完成です。
以上の作業の内、ご都合に合わせてすすめて下さい。次の課題はその進捗報告とします。
その上で、もう一つ
次のM3にはもう1曲入れるかを教えてください。
昨日は入れる予定でお話しましたが、しっかりと1曲を作り上げて1曲勝負でも問題はないとも思います。
この辺は、時間とスケジュールとの兼ね合いで考えてみて下さい。(告知やマーティング対策もあります!!)
【課題締切】
8/25(日) 23:59
進捗報告をお願い致します。
課題14(2019.8.16〜8.25)
結果
「something new / MAKI
RYO」のフルコーラス修正音源を再提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
本当に曲が良くなり続けています。
ボーカル入れでのメロディの変更ポイントも問題ありません。
特に、サビ後のCメロは心に沁みるものとなりました。
さて、ボーカルについてです。
最初に入れたときよりも大分クセがなくなりました。
発音の修正が確実にできています。
後の問題は「発声」です。
ここまで来られたのですから、発声についても乗り越えられると思います。
問題は高音域での「ノド声」です。
高い声を出そうとする時にノドから上の筋肉のみにて声帯を引っ張り上げようとしているので、声の豊かさが失われてキンとした声になってしまいます。
これは、本来はじっくりと発声練習を行わなければならないのですが、とりあえずの対処法がありますので実践してみて下さい。
まず、声を高く出そうとする時のイメージを列挙します。
高い声を出すには
・声の「出口」を後頭部にぶつける
・声が後頭部の後ろにラッパが付いていてそれを鳴らすイメージ
・声を口の前や上に出そうとはしない
・口を上に向けない、むしろ下気味
・こめかみを後ろに引っ張る
・目尻を上に上げる
・肩や胸から力を抜く
・腹に力を入れるという俗説は間違い
・身体の側面に力を入れる
・つまり腹直筋には力を入れない
・みぞおち周りから下、肋骨周りの「身体の横」の筋肉に力を入れる
・お腹の真ん中はダランとしている
・身体が空洞の「樽」になっているイメージ
・声が身体全体で共鳴して響くイメージ
・余計な力を入れないためには足の指に力を入れると良い
・身体の前面よりも背面の緊張が大事
【気になる箇所】
サビ頭の語句が抜けて聞こえているところがあります。
ボーカルトラックを2つ用意してリージョンが重ならないようにすると良いです。
バックサウンドもかなり良くなっています。
おそらく、細かく指摘しなくとも、どんどん良くなっていくと思います。
その中で
・オルガンに表情がほしい。レスリースピーカーの回転を速めたり止めたりをオートメーションで書くと良い
・ピアノソロ部分をもう少し煮詰めて欲しい
こちらは手が入れられる時に入れてほしいです。
【優先事項】
ボーカルテイクのブラッシュアップ
コーラス・ハモリパートの作成
M3のもう一曲については、ボーカルが峠を超えてからもう一度考えましょう!
【次回期限】
9/8(日)23:59
進捗報告をお願い致します。
課題15(2019.8.16〜9.8)
結果
「something
new / MAKI RYO」のフルコーラス修正音源を再提出した。
『以下、代表からのコメント』
お疲れ様です。
ボーカル3声、バッチリですね!
このサビは相当威力あります。
ボーカルそのものについても大分発声・発音が良くなりました。
ここからの指摘は、もしも時間があればくらいで絶対ではありません。
現状のボーカルテイクでも、作品にして良いとは思います。
またのボーカルリテイクが、間に合いそうならば挑戦してみようくらいでよいかと思います。
・平メロ時に確認されやすいことです。MAKI RYOさんの発音のクセで「お」と「あ」の母音発生時に「え」の成分が混入されやすくなっています。
これは「お」「あ」発生時に下唇だけをややすぼめる意識があると、上唇が開きやすく「え」の成分が逃げやすくなります。
以下、全体的なことを記します。
・ボーカルのピッチ等の修正を追い込んで下さい。
・ボーカルサウンドで中低域のふくよかさをEQで補強するとメロウな感じになり、MAKI RYOさんのボーカルキャラが良くなると思います。
・セクションつなぎ目のサウンドギミックを追加しましょう。
特にAppleLoopsで「noise」「dive」「sci」「boom」あたりの語句で検索すると、いろいろ面白い効果音が見つかると思います。
あとは私の楽曲などを参考にしてそれらの音の使い方を研究してみてください。
楽曲の完成形が大分見えてきたのではないでしょうか。
あと1ヶ月でどれだけ磨けるかが勝負になると思います!
次回課題は進捗報告で良いです。
期日も9月中のざっくりした期間にて、都度報告を頂けたらと思います。
こちらも、疑問点は随時聴いて下さい。
To be continued……..