音楽理論3
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2021年6月
2日
12:Upper structure triad③
Real minor scale systemでのUST
Real minor scaleでの考え方は、Major scaleのUSTと同じです。
r.mVIとr.mVIIではディミニッシュトライアドとなるので、UST候補から除外されます。
:r.mCにてトライアドchordを確認します。
特殊系スケールのUST
Diatonic系ではないスケールなので、メジャー、マイナー、オーギュメント、それぞれのトライアドで確認します。
Diminished scaleでのUST
アボイドはありません。
ノンスケールトーンが「♭9」「M3」「P5」「m7」となります。
Combination of diminished scaleでのUST
アボイドはありません。
ノンスケールトーンが「9」「11」「♭13」「△7」となります。
Whole tone scaleでのUST
スケールが全音のみの並びなので、スケールトーンからメジャーとマイナーのトライアドは作れません。
結果「D+」のみになります。
Lydian7thからのUST「III♭+/IV7」になぞって「B♭+/C7」と表されます。
(9,♯11)テンションの組み合わせになる、Whole toneとLydian7thからのUSTはよく使われます。
音楽とは何かを考える
作品名(リンク:YouTube) | 作曲家 | |
---|---|---|
I Say A Little Prayer | バート・バカラック | Pops系列の避けて通れないアメリカの重鎮作曲家 |
THANATOS – IF I CAN’T BE YOURS |
鷺巣詩郎 | 国内ヒットチャートにおける最高難易度音楽理論楽曲 |
ジムノペディ第1番 | エリック・サティ | フランス近現代音楽における超異端児。 ドビュッシー、ラヴェルへの影響は計り知れない。 今では当たり前になっているIV△7スタートのこの楽曲は、当時にはあまりに鮮烈すぎた。 ドビュッシー、ラヴェルがPops系列の始祖であるとするならば、Rock系列の始祖がまさしくこの人 |
Je Te Veau | エリック・サティ | |
月の光 | クロード・ドビュッシー | 音楽「美」の3大巨人 ポピュラーミュージックの重要要素=「既成概念」の破壊と再構築、美的新機軸概念の確立を、クラッシック上で「こちら側」にありながら提起し続けた偉人 |
パスピエ | クロード・ドビュッシー | |
亡き王女のためのパヴァーヌ | モーリス・ラヴェル | 音楽「美」の頂点に君臨する作曲家 ドビュッシーと共に「印象派」形成の重要人物。 ドビュッシーよりも古典的形式に傾くとされるが、音楽の緻密な構成力、アンサンブルは圧倒している |
ダフニスとクロエ第2組曲 |
モーリス・ラヴェル | |
パヴァーヌ 作品50 | ガブリエル・フォーレ | モーリス・ラヴェルの師。 フランス近代音楽「美」の礎を築ききった人。 コード&スケールの観点からも聴き込んでほしい作曲家 |
(夢のあとに) |
ガブリエル・フォーレ | |
トゥーランガリラ |
オリビエ・メシアン | 「こちら側」と「向こう側」の境界線上の人。 近現代音楽の巨人。 音楽理論的に「境界線」とは何かを命じさせている人 |
Mycenae Alpha | ヤニス・クセナキス | 完全に向こう側の人。 数学的・記号論的作曲の第一人者 |