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シンセサイザー入門 一覧に戻る
2021年3月 26日

6:PWM・ノイズとフィルター


シンセサイザー入門の最後の章になりました。
アナログシンセサイザーでの基本的モジュールの説明から一歩進んだ実践テクニックを紹介していきます。
第3回P15で記した「Technique1」のような、典型的なシンセサイザーテクニックを修得することで音創りの幅が飛躍的に広がります。

Technique2

PWM (パルスウィズモジュレーション)

通常、厚みのあるサウンドを作るときには、複数のオシレーターを重ねデチューン(微妙にピッチをずらす)させることでアンサンブル効果を得ます。
単発オシレーターではその代わりにオシレーターの「パルス波」のデューティ比をLFOで変化させて擬似コーラス効果を得ることがよく使われます。
これを「PWM」といい、単発のオシレーターでも厚みのある太いサウンドを作れます。
ゆっくりと変化させることでフェイザー効果に近いサウンドにもなります。

デューティー比

イメージする音
シンセストリング・パッド
クワイヤ系 アンサンブルブラス

応用
コーラス系エフェクトと併用すると非常に厚みのある音になる。
またフェイザーと相性が良く、印象的なサウンドになる。
また、ゆっくりと変化させてSQ音にしても面白い。

ES1のデューティー比

Synth1のデューティー比

Technique3

ノイズとフィルターの自己発振音

可聴域の音を稠密に全て鳴らすとノイズになります。
「ホワイトノイズ」と「ピンクノイズ」がよく使われます。
効果音やドラムサウンドやパーカッション系、エアリーな音、神秘的サウンド、音を太くする隠し味など、「サウンドの隙間を埋める音」として多種多様な使用法があります。
ノイズもモジュレーション系のエフェクターととても相性が良いです。

フィルター自己発振音の音階付け

フィルターのレゾナンスを上げていくとある値から発振音(サイン波)が出ます。
これをノイズと混ぜることにより、様々な効果音を作ることができます。
また、Keyフォローを設定することで発振音に音階を付けることもできます。
(シンセサイザーによっては平均律にピッタリ揃わない場合もある)

ES1の自己発振音

Synth1の自己発振音

[Tips]
波の音(レゾ無し)と嵐の音(レゾあり)とは何が違うか?

イメージする音(サイン波系)
口笛系 ウインドシンセ系
チャイム・金属系

ノイズとの混合で
ノイズ系エアリーパッド
ノイズ系パーカッション

【es1 Special Tips】

フィルター発振音でMod Envelopeの「Filter FM」をかけると金属的な音になる。
(RingModulationの音に近い)

ES1のフィルターFM


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