才能はまっすぐ伸びない|学び方の構造で伸ばす音楽力【理事長コラム】
琴の師範代がボカロPになったり、現代音楽やジャズが好きな人間が目覚めてクラブに通い出したり。
うちの団体では、そんな“想定外”がよく起こる。
最初はみんな、自分で決めたひとつの方向にまっすぐ進もうとする。
しかし音楽は不思議なもので、曲がった瞬間に伸びることがある。
曲がったというよりは、別ルートの開拓に近いかもしれない。
Contents
決めつけない指導と「可能性の拡張」
私としては“知識を教える”ことも重要だが“可能性を広げる・高める”ことも大切にしている。
悩める会員や生徒のほとんどが、自分自身の得意不得意を把握しきれていない。
様々なことに挑戦している中
- この人はジャズに触れない方がいい
- 自分から自然に興味のあることを追える
- クラブミュージックよりもメロディを書かせた方がいい
など、一瞬「ん?」と思わせる良い意味の違和感に気付けたら、そっとアシストするようにしている。
それは本人が最初に目指していたゴールとは全く違ったものであったとしても、結果として近道になることもある。
「向いている」で世界線を閉じない
一般的な教室では、琴が得意なら“琴を活かした音楽”をやらせがち。
一見わかりやすいけれど、それは視野を狭める教育でもある。
「あなたはこれが向いている」と決めた瞬間に、別の世界線が閉じる。
うちでは、そういう決めつけをしない。
基礎はもちろん大切にするけれど、あえて応用が効くよう、様々なアウトプットに挑戦させてみる。
そうして、一見バラバラな挑戦の中で、本人の“適性”が自然に浮かび上がる。
コミュニケーションもカリキュラム
それを支えるのが、会員同士・講師とのコミュニケーションでもある。
コミュニケーションそのものも、カリキュラムの1つなのかもしれない。
これが、うちのシステムのいちばんの強みだと思う。
曲がっても辿り着けるゴールへ
ほとんどの才能はまっすぐ伸びない。その変化を怖がらず受け入れ、柔軟に面白がれる人間ほど、強くなれる。
私の仕事は“適切な学習法”を示すことでもあるが“曲がっても辿り着けるゴール”をアシストすることでもある。
また別の記事でいつか書くならば、もう1つの仕事は”音楽をやめさせること”でもある。
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学び方の構造で耳は変わる:MUSIC PLANZの提案
音楽は、何歳からでも学べる。ただし、それは“学校で習う音楽”とはまったく違うアプローチです。
MUSIC PLANZでは、音感やセンスよりも「学び方の構造」を重視しています。実績が出ているこの学び方は、何より「音楽を続けたい」人に必要な基礎です。正しく「構造を知る」ことで、誰でも音楽を深く楽しめるようになります。
本気で音楽に向き合いたい方へ。
DTMや作曲の基礎はひと通りやった。
けれど、どこかで“壁”を感じている。
そんな方にこそ届いてほしい内容です。
小手先ではない、音楽の本質を知りたい方は、ぜひご覧ください。
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