フィルターの自動制御とLFO、オートフィルターの基礎知識 | 特定非営利活動法人ミュージックプランツ | 音楽制作・作曲・DTMを支援する会 Skip to content
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2021年3月 27日

6:AutoFilter


AutoFilter

非常に汎用性の高いエフェクターで、何か音に動きをつけようと思った時にかなりの頻度で使用します。
シンセサイザーのフィルターセクションと、時間的動きを付けるエンベロープセクション、周期的動きを付けるLFOセクションを同時にコントロールできます。
また、「オートパン」として使用することもできます。

オートフィルター

フィルターセクション

原音はまずここのCutoffとResonanceを通過します。
エンベロープ、LFOセクションへの効果量をゼロにすれば、単純なフィルターとして動作します。

フィルターセクション

エンベロープセクション

シンセのADSRと同じで、フィルター(音の明暗)に対して作用します。
フィルターセクションのエンベロープスライダーが上がっていないと効きません。
また、スレッショルドの値(しきい値)が効果のかかり方に重要です。

エンベロープセクション

LFOセクション

LFOセクション

Sync Phase
音符マーク(シンクボタン)が有効の時に「Sync Phase」が働きます。
Sync PhaseはLFO波形のどのポイントから効き始めるかの設定になります。
例えば波形が三角波の時に、三角の山の頂点か、谷の底辺かまたはどちらかの中腹かといったスタートポイントを設定します。

Stereo Phase
LFOの振幅に合わせて音をステレオに振り、その振り幅を設定します。
レゾナンスを含またフィルター開閉とStereo Phaseを効かせてDry
signalを混ぜると非常に動きの大きいサウンド得られます。

【お勧めスイープ】
フィルター=カットオフ・レゾナンス40~60%
LFOスライダー=40~100%
Rate=6bar
Stereo Phase=100~180%
Dry Signal=20~40%

【Tips】オートパン設定

LogicProでは単体エフェクトとしてオートパンがありません。
これはこのAutoFilterで実現できます。

オートパンセッティング


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