6:AutoFilter
AutoFilter
非常に汎用性の高いエフェクターで、何か音に動きをつけようと思った時にかなりの頻度で使用します。
シンセサイザーのフィルターセクションと、時間的動きを付けるエンベロープセクション、周期的動きを付けるLFOセクションを同時にコントロールできます。
また、「オートパン」として使用することもできます。
フィルターセクション
原音はまずここのCutoffとResonanceを通過します。
エンベロープ、LFOセクションへの効果量をゼロにすれば、単純なフィルターとして動作します。
エンベロープセクション
シンセのADSRと同じで、フィルター(音の明暗)に対して作用します。
フィルターセクションのエンベロープスライダーが上がっていないと効きません。
また、スレッショルドの値(しきい値)が効果のかかり方に重要です。
LFOセクション
Sync Phase
音符マーク(シンクボタン)が有効の時に「Sync Phase」が働きます。
Sync PhaseはLFO波形のどのポイントから効き始めるかの設定になります。
例えば波形が三角波の時に、三角の山の頂点か、谷の底辺かまたはどちらかの中腹かといったスタートポイントを設定します。
Stereo Phase
LFOの振幅に合わせて音をステレオに振り、その振り幅を設定します。
レゾナンスを含またフィルター開閉とStereo Phaseを効かせてDry
signalを混ぜると非常に動きの大きいサウンド得られます。
【お勧めスイープ】
フィルター=カットオフ・レゾナンス40~60%
LFOスライダー=40~100%
Rate=6bar
Stereo Phase=100~180%
Dry Signal=20~40%
【Tips】オートパン設定
LogicProでは単体エフェクトとしてオートパンがありません。
これはこのAutoFilterで実現できます。