リズム感を育てるには?|一流に共通する“日常のビート感覚”【理事長コラム】 New
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リズム感は「日々の聴き方と感じ方」で決まる。
リズム感=「日常の聴き方と感じ方」
リズム感は、生まれつきのセンスではなく、日常でどれだけ「リズム」に意識を向けているかで決まる。
イヤートレーニングや打ち込み練習だけでは、本質的なリズム感は育たない。
大事なのは「音楽を聴く時の姿勢」と「聴いていない時間の過ごし方」だ。
「イヤトレだけでリズムは育たない」
リズム感を確立するためには、日常のあらゆる場面で「ビート」を感じる習慣が必要になる。
たとえば:
- 誰かと会話しているとき
- 何気なく歩いているとき
- 鼻歌を口ずさんでいるとき
そういった何気ない場面のなかで、自分の中にビートを感じているか。
16分音符の粒を、無意識に感じられているか。
それが、後々の音楽的な差に直結する。
一流のプレイヤーに共通すること
私がこれまで出会ってきた一流のミュージシャンたちは、例外なくこの“日常のビート感覚”を持っていた。
- 貧乏ゆすりのように、常に体の一部がリズムを刻んでいる
- 会話が途切れれば、自然と鼻歌が出てくる
- 会話そのものが、リズミカルで「音楽的」だ
「リズムが苦手」なのは意識していないだけ。
「リズムが苦手」と感じている人の多くは、そもそもリズムを意識する時間と経験が足りていない。
耳が悪いとか、才能がないとか、そういう話ではない。
ただ単に、リズムに対して無自覚なだけだ。
リズムトレーニングを始めると、ほとんどの人がこう言う。
「思ったより取れない」
「ずれてる気がする」
でも、それは経験不足で当然。
必要なのは、どこがズレているのかを自覚できるようになること。
リズム感は3ヶ月で変わる。
日常的なリズムの意識を3ヶ月ほど継続すると、必ず変化が見えてくる。
「このパートが甘かった」
「ここをもっと明確に取ればいいんだ」
そうやって「聴き方の輪郭」が明確になってくると、リズム感は一気に伸びていく。
焦らず、丁寧に続ければいい。
結論:リズム感とは「無意識を意識化すること」
人間は本来、無意識にビートを刻む生き物だ。
その感覚を、明確に捉えなおせばいい。
特別な才能や耳の良さではなく、日常の中でリズムにどれだけ触れているか。
それが、音楽の地力になる。
音楽は、何歳からでも学べる
ただし、それは“学校で習う音楽”とはまったく違うアプローチです。
MUSIC PLANZでは、音感やセンスよりも「学び方の構造」を重視しています。
実際に実績が出ているこの学び方は、何より「音楽を続けたい」人に必要な基礎です。
正しく「構造を知る」ことで、誰でも音楽を深く楽しめるようになる。
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