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DTM鬼道場とは?


個人それぞれの音楽嗜好、実力、目標に応じて、代表から直接の練習メニュー・課題を受け取り実践していくプログラムです。
目標は2018年秋開催の即売会(M3)にてCDを発表すること!

プログラム第1号の実践過程をリアルタイムでレポートしていきます。

【条件】必ず課題を実行すること、休まないこと。

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講師紹介
北田 陽一郎(K Masera)

NPO法人ミュージックプランツ理事長。
プロフェッショナルミュージックスクールアムバックス、エイベックス・ アーティストアカデミー等、多くの音楽教育機関にて講師経験を持つ。Tatsh、須田悦弘、渡辺翔をはじめ数多くのプロ作曲家を育成、輩出してきた。
beatmaniaIIDX13 収録の「EURO-ROMANCE」他、「ホログラム・ロマンス/K-MASERA&Tatsh feat.古川未鈴(でんぱ組.inc)」などを手がける。

今回の実験第1号 紹介

①加藤陽太郎
②末次千砂
③吉川裕也
①加藤陽太郎

kato_photoミュージックプランツ副理事長(Twitter@yotaro_ks)

年齢:そろそろ30代後半(アラフォー)

音楽経験:気合いだけはプロレベル。ノリは原始人と同等。残りはサル以下。

制作環境:Mac Book Pro2016 15inch/ LogicProX

好きな音楽:Underworldみたいなやつ

抱負:勝負の前から負ける事を考えるやつなんているか!成せばなる!

*持ち曲「決意」2018.5.14発表

②末次千砂

ChisaSuetsuguTwitter@chisa_vocal_hrm

年齢:50代女子

音楽経験:pianoバイエルで挫折、アマチュアバンドのvocal30年以上、harmonica 20年以上(Live年3回程度)いろんな楽器を弄っては放り投げるを繰り返し、理論以前習った経験あり

制作環境:Mac Book Pro2016 13inch/ LogicProX

好きな音楽:reggae、R&B、他

抱負::目標達成の為に計画を立て、指示通りに毎日鬼道場課題に取り組む!

第1目標:楽譜が書ける(特にリズム/コード)、思い通りな音色作り、キーボード入力スキルUP、楽曲の構成やツナギなどをよくする

*持ち曲「Critternut」2018.4.29発表

③吉川裕也

yoshikawa_icon

Twitter@awlsfy

年齢:26歳

音楽経験:小学生時代にエレクトーンを3年(挫折)、中学生時代でギターを本格的に練習し始め、高校生時代にバンド活動とDTMに手を出す。大学卒業間際になってようやく本格的に作曲を志し、現在に至る。

制作環境:iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017) / LogicProX & Cubase9.5

好きな音楽:Cornelius, ナンバーガール, 秦基博, 空気公団, Sigur Rós, Clark, Nile Rodgers, KRAFTWERK, Led Zeppelinなど

抱負:一番の敵は自分自身!毎日地道に一歩ずつ!

第1目標:まずはM3で音源を発表できるように頑張ります!目指せ黒字!

*持ち曲「Goodbye my world」2018.5.27発表

課題と結果 (随時更新)

①加藤陽太郎編

今回の課題(2018.9.14〜9.18)

pressureを4分割

→Aパート(0:00〜00:30)を2:30へ伸ばす

→Bパート(0:33〜02:08)を5:00へ伸ばす

結果

*進捗が進まなかったため、相談をした

指導風景

次回の課題(2018.9.19〜9.27)

pressureを4分割

→Aパート(0:00〜00:30)を2:30へ伸ばす

→Bパート(0:33〜02:08)を5:00へ伸ばす

過去の課題と結果

課題1(2018.5.8〜5.14)

*LogicProXを用いて

ドラムのエレクトロニック系AppleLoopsを全て聴くこと(約2,000個)

AppleLoopsの中からお気に入り登録を増やすこと

0:45尺の音源を作ること

結果

全ループ音源を聴き、112個のお気に入り登録を追加

初作品「決意」を作曲

課題2(2018.5.14〜5.21)

テックハウス、ディープハウスのAppleLoops(約800個)を全て聴く

自分の好きなアーティスト(Underworld)の楽曲を3曲構造解析すること

シンセサイザープリセット(ベース・パッド)の音色名とサウンドを紐付ける

指導風景

結果

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テックハウス、ディープハウスのAppleLoops(約800個)を全て聴いた

自分の好きなアーティスト(Underworld)の楽曲を3曲構造解析した

シンセサイザープリセット(ベース・パッド)の音色名とサウンドを紐付けられなかった

課題3(2018.5.21〜6.4)

自分の好きなアーティスト(Underworld)の楽曲を1曲構造解析すること

シンセサイザープリセット(ベース・パッド)の音色名とサウンドを紐付ける

m7コードを1音ずつ下降させるキーボード練習を行う(参考運指動画)

指導風景

結果

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「Ring Road / Underworld」の構造解析を行なった

シンセセサイザープリセットの音色名とサウンドが紐付けられなかった

キーボード練習がうまく身につかなかった

課題4(2018.6.4〜6.12)

Logic操作基礎 第1回&第2回のアーカイブを見る

シンセサイザー入門 第1回&第2回のアーカイブを見る

楽曲構造解析を1曲行う

Cm7(9)からA♭m7(9)までのキーボード練習を行う

指導風景

結果

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「Jal to Tokyo / Underworld」の構造解析を行なった

シンセセサイザープリセットの音色名とサウンドが紐付けられなかった

キーボード練習は15秒かかるがそこそこ出来るようになった

Logic操作基礎 第1回&第2回のアーカイブを見た

シンセサイザー入門 第1回&第2回のアーカイブを見た

課題5(2018.6.12〜6.22)

*Cm7(9)からA♭m7(9)までのキーボード練習を行う(8秒目標)

*シンセサイザープリセット(ベース・パッド)の音色名とサウンドを紐付ける

*Underworldから3曲選び、7分程度のREMIX(ツギハギ)を作る

指導風景

結果

Cm7(9)からA♭m7(9)まで8秒以内を達成

シンセサイザープリセット(ベース・パッド)の音色名とサウンドを紐付けられなかった

Underworldから3曲選び、7分程度のMIX(ツギハギ)を作ることが出来なかった(テンポの合わせ方がわからなかった)

課題6(2018.6.22〜7.5)

*Cm7(9)からD♭m7(9)までのキーボード下降練習を行う

*シンセサイザープリセット(ベース・パッド)からお気に入りの音色20個選び、それぞれのスマートコントロールのパラメーターを触る

[自由課題]

*Underworldから3曲選び、7分程度のMIX(ツギハギ)を作る

指導風景

結果

*Cm7(9)からD♭m7(9)までのキーボード下降練習を行った

*シンセサイザープリセット(ベース・パッド)からお気に入りの音色20個選び、それぞれのスマートコントロールのパラメーターを触った

課題7(2018.7.5〜7.13)

*シンセサイザープリセット(ベース10個、パッド以外から5個ずつ)からお気に入りの音色を選び、それぞれのスマートコントロールのパラメーターを触る

*8/26(日)開催公開セミナーへ向けて1曲作る

(m7(9)コードでの楽曲構想を練る)

[自由課題]

*Underworldから3曲選び、7分程度のMIX(ツギハギ)を作る

指導風景

結果

*シンセサイザープリセット(ベース10個、パッド以外から5個ずつ)からお気に入りの音色を選び、それぞれのスマートコントロールのパラメーターを触った

*被験者の音楽傾向は音色の選択嗜好から「ディープハウス」であることが判明した

課題8(2018.7.19〜7.26)

*AppleLoops「ディープハウス」を中心に1分強の楽曲ラフスケッチを作る

*その際、コード1トラック+ベース1トラックを必ず入れる

(コードに関しては、m7(9)コードでの楽曲構想を練る)

[自由課題]

*Underworldから3曲選び、7分程度のMIX(ツギハギ)を作る

結果

*1分強の楽曲ラフスケッチを作った

指導風景

課題9(2018.7.26〜8.3)

*今回とは異なる1分強の楽曲ラフスケッチをもう1曲作る

 

結果

*1分強の楽曲ラフスケッチを作った

指導風景

課題10(2018.8.4〜8.17)

*今回の楽曲を3分尺へ伸ばす

結果

*楽曲を3分尺に伸ばした

指導風景

課題11(2018.8.17〜8.24)

*8/26(日)公開セミナーへブラッシュアップした楽曲を提出する!

結果

*公開セミナーへ楽曲を提出した!

指導風景

pressure / 加藤陽太郎

課題12(2018.8.25〜9.6)

*AppleLoopsを集める(特に"Dive","Nois","Sci"のワードから)

結果

*AppleLoopsを集めた

指導風景

課題13(2018.9.14〜9.18)

pressureを4分割

→Aパート(0:00〜00:30)を2:30へ伸ばす

→Bパート(0:33〜02:08)を5:00へ伸ばす

結果

*進捗が進まなかったため、相談をした

指導風景

課題14(2018.9.19〜9.27)

pressureを4分割

→Aパート(0:00〜00:30)を2:30へ伸ばす

→Bパート(0:33〜02:08)を5:00へ伸ばす

作編曲:加藤陽太郎
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②末次千砂編

今回の課題(2018.9.12〜9.21)

*楽曲全体のブラッシュアップと最終調整

【以下代表からのコメント】

「いい匂いの人」の「商品化」にむけたクオリティアップをできるだけ自力でやり尽くして下さい。
まだまだ音符やボーカルの「粗」やミックスバランスなど、「自力で」気付けて修正できるポイントが山ほどあるはずです。
これをできるだけ「自分」で見つけてシラミ潰しに整えていって下さい。

ボーカルは大分良くなりました。
Aメロの全体的な力の抑え方、ビブラートの高低差の調整等、良い方向に進んでいます。
この「抑えた」歌い方のほうが張る歌い方よりも何倍も難しいのはRecしてわかって頂けたかと思います。
実際、Aメロは雰囲気は良いですが、ピッチと音量の安定性、ロングトーンの直進性がまだまだ悪いです。
しかし、これらは練習でどんどん安定していきますので、是非この歌唱法を身に付けて下さい。
必要な時に「張れる」アイテムを持てることはとても強力です。
時間的に大丈夫でしたら、もっとテイクを重ねて良いボーカルトラックを作って下さい。

逆に、サビに入ってからメインボーカルの音量が小さくて迫力が足りなくなっています。
おそらく、これはミックスで直ると思います。
全体的にボーカルトラックの音量差がありすぎますので、ボーカルコンプ設定の見直しを行って下さい。
また、オートメーションを付けて音量の安定性を取って下さい。

サビのハモリパートが音符が危ないところがあります。
コードに対して、しっかりとメロディにてハーモナイズを考えて2声のハモリを付けて下さい。
こういったポップスの場合は殆どスケールトーンアプローチのみで解決できるはずです。
特に、2:20当たりからハモリでフェイクオブリを入れているところがありますが余り効果がよくありません。
もしも、ボーカルパートにてフェイクをアドリブ的にまたはオブリ的に入れるのであれば、最後にあと2回しくらいサビを付け足して、そこでハーモニカとボーカルの掛け合いのようなフェイク合戦を入れると効果的になるかと思います。
今の構成では、ボーカルはきっちりと音符通りに入れるほうが良いでしょう。

2:32からのサビ回しにてドラムが1小節づつにクラッシュシンバルが入ってきています。クラッシュシンバルをもっと「ここ!」という場所のみで使ってあげて下さい。使い過ぎで重要なアクセント位置を知らせる仕事ができなくなっています。

ミックスを標準的なパート定位にてやってみましょう。

やはりベースとドラムを左右に振ってしまうのは、一度聞きでは斬新ですが、何度も聴くと違和感しか起こらなくなります。

結果

ボーカル入り音源データを再提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

次回の課題(2018.9.22〜10.05)

修正を進める条件付きにて合格!

課題は公開セミナー後発表!

 

【以下代表からのコメント】

修正が必要なポイント
『サビのメイン歌』
平メロからエネルギーが大きくなるのはOKです。発音がすこし明瞭すぎていて、平メロと比べた時に感情が乗りすぎているように聞こえます。あくまでもダイナミクスエネルギー、特に声の「張り」はありなのですが、それにつられて発音と感情をも表に出すぎてしまいストーリーがアンバランスになっています。この曲は「張って」も詞を伝える感情は抑えたほうが曲によく合います。あと、サビに入った途端歌のリズムががたがたになっています。

『2サビのハモリコーラス』
ハーモナイズがやや危なっかしいです。2声のハモリは基本スケールトーンアプローチを中有心に組めば間違いないです。所々でDimnishedアプローチ、クロマチックアプローチを入れますが、ほとンとはスケールトーンアプローチでうまくいくはずです。
あと、メイン歌との「音切れ」をしっかり揃えて下さい。このタイミングではかなり気持ち悪いです。

『リズム隊のサウンドバランス』
ベースとバスドラとタムの「中心の鳴り」ポイントがかなりかぶります。バスドラのピッチを落とす、ベースの音色を変える、EQでそれぞれを住み分けさせるなどの工夫で音がかぶらないようにして下さい。

良いところ
平メロの感情を抑えた歌い方はかなり上達しました。この方向性の歌ならば何曲聴いても聴き疲れしません。
ぜひブラッシュアップして安定性を増して下さい。良いと思います。
アンサンブルも非常に適度な厚みで歌が聞きやすいです。先程のリズム隊の住み分けと各パートのもう少しのEQ処理は必要ですが概ねバランスが取れていて良いと思います。

過去の課題と結果

課題1(2018.5.14〜5.30)

*参考にしたい楽曲を10曲プレイリストにまとめる

結果

10曲をAppleMusicから選び、プレイリストにまとめた

課題2(2018.5.31〜6.12)

Talking Drum / Japan の耳コピを行う。

まずはドラムパートのみフル尺で!

結果

ドラムパートのみ、フル尺でコピーを実施。

音源データを提出した。

課題3(2018.6.11〜6.18)

合格基準から見て、今回はクォリティ15%の判定!!

Talking Drum / Japan の耳コピを引き続き、以下の項目に注意して行う。

【音符NG箇所】

・イントロ〜メインリフでのハイハットの刻みが異なる
(もっとロール部分は細く、右手と左手の役割を考えて追い込む)

・ド頭のスネアが異なる

・スネアの細かいゴーストノートが全く取れていない

・不足している音が多い!

【サウンドNG箇所】

・もっとスティーブ・ジャンセンのドラムセットに近い音が、元々のLogicProXプリセットに存在するため、探すこと

・Drum Kit Designer、Drum Machine Designerを更に触れること

・まずはLogicのヘルプメニューからLogic音源 > Drum Kit / Machineを見る

結果

ドラムパートのみ、フル尺でコピーに再挑戦。

音源データを提出した。

課題4(2018.6.19〜6.25)

Talking Drum / Japan の耳コピを引き続き、以下の項目に注意して行う。

・もっとパターンを正確に
提出ファイルでの7小節目(0:11)のスネアのズレ←この後もこのまま間違って入っており、細かいスネアロールも不足しています。
また、サビ部分でのオープンハットが雑すぎます。
もっと再現性を高めて!!

・もっとスネアドラムのゴースト音を再現させる
24小節目(0:45)の頭の部分のスネアロールなど

・グルーヴをもう少しタイト気味に
手打ちで打ち込んでいるのかズレが目立ちます。
もっと気持ちの良いグルーヴになるよう音符を調整して下さい。
たとえばピアノロール画面で目的の音符を選び、クオンタイズの強さを調節することで「ある程度のズレを残したノリ」を表現できます。

2. 更にミック・カーンのベースを入れる

結果

ドラムパート、ベースパートをフル尺でコピー。

音源データを提出した。

課題5(2018.6.27〜7.8)

*7/8(日)公開セミナーへの楽曲提出!

[ポイント]
・リズム隊はTalking drumコピーで培った技術をいかんなく発揮して作る。
・Drummerを使っても良いが「活きる」グルーブが出せるように十分にエディットをすること。
・ベースの打ち込みに魂をこめること。

以上の課題を含めれば、楽曲の方向性、ジャンル等は自由。

以下、TalkingDrumコピーへの代表コメント

最後の1分半くらいにリズムよれが所々あるのですが、少し力尽きてしまったでしょうか?
しかしながら、ミックの踊るベースをよく取ったと思います。
ここまでで、リズム隊に関してはなんとか及第点レベル65点といったところでしょうか。
最初に比べれば進歩しました。

さて、次のお題ですが、ここまでやってきたリズム隊のコピーをフィードバックさせるべく
実践課題を一回はさみたいと思います。(Talking drumはまだ終わりません。

結果

公開セミナーへ音源データを提出した。

いとしのブラックコーヒー / Chisa Suetsugu

課題6(2018.7.9〜7.17)

*奇をてらわないスタンダードポップスを作る
・4R1Lの標準バンド編成
・ジャンルはポップス〜ロックのスタンダード、例えばカーペンターズとかスティービーワンダー等
・コードはDiatonic7thChordプラスIII7まで、転調禁止
・メロディに関しては自由、ブルーノートを入れられたら入れてみる
・ボーカルにコーラス・ハモリの付加は自由

【代表からのコメント】

公開セミナーでは新曲お披露目ご苦労様でした。
十分な点数が取れませんでしたが、逆に現状の課題が見えてきました。
今はChisaさんの「個性」となっている様々な材料を封印して楽曲制作を行うのが望ましいです。
そこで「スタンダード」を楽曲制作課題のキーワードとします。

結果

新曲の音源データを提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

課題7(2018.7.19〜7.26)

*メロディの修正(修正メロディはLogicファイルと「楽譜」で提出)
→楽譜はメロ譜で可(コードネームとメロディ、セクションを書いて下さい)
*ボーカルはシンセメロディ可

【以下代表からのコメント】

『全体について』
曲のコンセプト等は悪くないのですが、メロバランスが悪いです。当然歌詞にも影響があるのでそこも含めて修正が必要です。メロの最小単位が8分音符で、このBPMだとかなり間延びします。要所要所で細かいフレーズを作るか、もう少しBPMを早めるかの検討が必要です。よっぽどのスローバラードでないと1コーラス2分以上は時間がかかりすぎです。

イントロ(アウトロ)で大きな間違い!!これは変更ポイントを自分で気づいて下さい。
Aメロ:この雰囲気はとても良い。

Bメロ:全体的かつ2回しが冗長になっている。音符が全体的に長めなので間延びしがち。この部分だけ聴くならばいいが、他のAとサビとの関連で言うとこのBは変更する必要がある。

サビ:サビの2回し目のメロ入り変化があまり効果がない。バックのサウンドでこの変化をアシストしてあげると良い。

『ボーカルについて』
曲の雰囲気とボーカルとのパワーバランスが取れていません。
もう少し、ボーカルのプレゼンパワーを抑え気味にすると聴き手の受け入れ体制がよくなります。
シャクリとタンギング、ビブラート幅等をもう少し平たくしたいです。Chisaさんは発音の明瞭さはバッチリなので、逆にもう少し不明瞭な発音までこもらせても「ボーカルの味」として聴けます。ここをアイテム化できると強いですね。別の言葉で言えばアンニュイさがこの曲では欲しいです。アーティキュレーションを研究してみて下さい。

『要検討箇所』
1. イントロ(アウトロ)の変更
2. Bメロの大胆な変更、特に2回し目はいらないのでは。
3. 全体の間延び感をなくす。
4. ボーカル再レック
現状では以上の修正必要箇所があります。

結果

メロ譜と音源データを再提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

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課題8(2018.7.31〜8.8)

1. イントロを直す!!

2. 構成をもっと練る
これは1コーラス目と2コーラス目のサビの入り方が同じとか、サビでのキメ打ち「ジャー ン ジャー―― ン」の使い方など「聴き手への心理的効果」をもっと高める構成アレンジにしてください。
今回は「楽曲構造解析図」を作って効果的な構成を考えまくって下さい。もっと工夫箇所が見つかるはずです。

3. 4リズムのサウンドブラッシュアップ
特に、ベースの音が良くないです。もう少し吟味して下さい。
ギターも粗さが目立ちます。構成が確定してからで良いですが再レックが必要です。
間奏のソロパート音が残念、これも改良して下さい。
全体的にミックスバランスを整えて下さい。特にエレピの打ち込みデータを修正することでミックスも良くなると思います。

楽曲の素体はテンポを速めただけで見違えるようによく聴こえてきました。
ここに素敵な構成アレンジを加えて楽曲をもっと輝かせましょう。

【以下代表からの追記コメント】

まず、楽曲のBPMを早めました。
93.3→102.6
これで大分もたつきがなくなりました。
音符を直さずともテンポを速めただけで概ね解決しています。

1. イントロ(アウトロ)の変更
こちらは全く直っていません。音楽理論的にこのままではアウトです。もういちどノーヒントで直して下さい。

2. Bメロの大胆な変更、特に2回し目はいらないのでは。
2回しを無くしました。これで良いと思います。

3. 全体の間延び感をなくす。
テンポが速くなったことで間延び感が解消されました。

4. ボーカル再レック
まだ、メロコードの修正段階なので再レック必要なしです。

前回の修正箇所は1を除き概ねクリアになりました。

 

結果

構造解析図と音源データを再提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

構造解析

 

課題9(2018.8.9〜8.26)

実際の直接指導のもと、次回修正ポイントを以下にまとめます。

1.ドラムの非人間的なパターンを全排除する
2.リムをBメロでも継続
3.ワンコーラス目の盛り上がり方をゆっくり少しづつにする

4.ソロを半分に
5.2Bをヌキにする(ドラムを抜く、ベースを白玉にするなど)
6.2Bの後ろに1小節加えて、サビの入りを盛り上げる

7.サビの2回し目はブレイクさせず、そのまま盛り上がらせる。
8.ベースとエレピをサビの後半で手数を増やして盛り上がりをサポートする。
9.サビをラストはもう一回し、ボーカル無しで付ける。この時ハモニカソロを入れる。

結果

音源データを再提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

課題10(2018.8.28〜9.11)

・ボーカル入れ

【以下代表からのコメント】

A1のハーモニカはオブリ方向になおした方がいいでしょう。
このままだと、歌メロとだいぶかぶります。
構成はこれで良いと思います!。細かい音符の修正はまだ残っていますが、まずはこれにてアレンジの外殻は確定で良いと思います。

以前指摘したボーカルアーティキュレーションで、バックのサウンドサイズに合わせた「心の動きを抑えた」ボーカルにて入れてみて下さい。時間があるようでしたら普段歌いの方法、もしくは以前入れたボーカルデータと聴き比べた上でボーカルレックをしてもらえると良いと思います。
なお、細かい音符のぶつかりや、パート打ち込みで雑な部分などは無指摘にても積極的に直してもらえると良いと思います。

結果

ボーカル入り音源データを提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

課題11(2018.9.12〜9.21)

*楽曲全体のブラッシュアップと最終調整

【以下代表からのコメント】

「いい匂いの人」の「商品化」にむけたクオリティアップをできるだけ自力でやり尽くして下さい。
まだまだ音符やボーカルの「粗」やミックスバランスなど、「自力で」気付けて修正できるポイントが山ほどあるはずです。
これをできるだけ「自分」で見つけてシラミ潰しに整えていって下さい。

ボーカルは大分良くなりました。
Aメロの全体的な力の抑え方、ビブラートの高低差の調整等、良い方向に進んでいます。
この「抑えた」歌い方のほうが張る歌い方よりも何倍も難しいのはRecしてわかって頂けたかと思います。
実際、Aメロは雰囲気は良いですが、ピッチと音量の安定性、ロングトーンの直進性がまだまだ悪いです。
しかし、これらは練習でどんどん安定していきますので、是非この歌唱法を身に付けて下さい。
必要な時に「張れる」アイテムを持てることはとても強力です。
時間的に大丈夫でしたら、もっとテイクを重ねて良いボーカルトラックを作って下さい。

逆に、サビに入ってからメインボーカルの音量が小さくて迫力が足りなくなっています。
おそらく、これはミックスで直ると思います。
全体的にボーカルトラックの音量差がありすぎますので、ボーカルコンプ設定の見直しを行って下さい。
また、オートメーションを付けて音量の安定性を取って下さい。

サビのハモリパートが音符が危ないところがあります。
コードに対して、しっかりとメロディにてハーモナイズを考えて2声のハモリを付けて下さい。
こういったポップスの場合は殆どスケールトーンアプローチのみで解決できるはずです。
特に、2:20当たりからハモリでフェイクオブリを入れているところがありますが余り効果がよくありません。
もしも、ボーカルパートにてフェイクをアドリブ的にまたはオブリ的に入れるのであれば、最後にあと2回しくらいサビを付け足して、そこでハーモニカとボーカルの掛け合いのようなフェイク合戦を入れると効果的になるかと思います。
今の構成では、ボーカルはきっちりと音符通りに入れるほうが良いでしょう。

2:32からのサビ回しにてドラムが1小節づつにクラッシュシンバルが入ってきています。クラッシュシンバルをもっと「ここ!」という場所のみで使ってあげて下さい。使い過ぎで重要なアクセント位置を知らせる仕事ができなくなっています。

ミックスを標準的なパート定位にてやってみましょう。

やはりベースとドラムを左右に振ってしまうのは、一度聞きでは斬新ですが、何度も聴くと違和感しか起こらなくなります。

結果

ボーカル入り音源データを再提出した。

いい匂いの人 / Chisa Suetsugu

課題12(2018.9.22〜10.05)

修正を進める条件付きにて合格!

課題は公開セミナー後発表!

【以下代表からのコメント】

修正が必要なポイント
『サビのメイン歌』
平メロからエネルギーが大きくなるのはOKです。発音がすこし明瞭すぎていて、平メロと比べた時に感情が乗りすぎているように聞こえます。あくまでもダイナミクスエネルギー、特に声の「張り」はありなのですが、それにつられて発音と感情をも表に出すぎてしまいストーリーがアンバランスになっています。この曲は「張って」も詞を伝える感情は抑えたほうが曲によく合います。あと、サビに入った途端歌のリズムががたがたになっています。

『2サビのハモリコーラス』
ハーモナイズがやや危なっかしいです。2声のハモリは基本スケールトーンアプローチを中有心に組めば間違いないです。所々でDimnishedアプローチ、クロマチックアプローチを入れますが、ほとンとはスケールトーンアプローチでうまくいくはずです。
あと、メイン歌との「音切れ」をしっかり揃えて下さい。このタイミングではかなり気持ち悪いです。

『リズム隊のサウンドバランス』
ベースとバスドラとタムの「中心の鳴り」ポイントがかなりかぶります。バスドラのピッチを落とす、ベースの音色を変える、EQでそれぞれを住み分けさせるなどの工夫で音がかぶらないようにして下さい。

良いところ
平メロの感情を抑えた歌い方はかなり上達しました。この方向性の歌ならば何曲聴いても聴き疲れしません。
ぜひブラッシュアップして安定性を増して下さい。良いと思います。
アンサンブルも非常に適度な厚みで歌が聞きやすいです。先程のリズム隊の住み分けと各パートのもう少しのEQ処理は必要ですが概ねバランスが取れていて良いと思います。

作詞/作編曲歌唱:Chisa Suetsugu(末次千砂) (英訳:未知狐(michico))

③吉川裕也編

今回の課題(2018.9.5〜9.23)

*まったくの指定縛りのない自由な楽曲制作

【以下代表からのコメント】

まず、この楽曲の行く末、いるべき場所というものが確実に見えたと思います。
やはり、自分でボーカルを入れることがベストにつながりますね。
歌がとても良いです。
テクニックのことを述べるよりも、まずボーカルの声がすーっと心に入ってくる。
これは、一番音楽の理論的なものから遠いことなのですが、これができることというのは「表現者」としてとても大事なことです。

私が常にみなさんに伝えているのは
「良いメロディを書くには自分で歌うこと」
ということです。
吉川くんは「作曲者・クリエイター」としてこの鬼道場を実践されていますが、その全てに通じるのが「自分で歌を歌う」ことです。

今回、私から歌手指定はしませんでしたが、自分で歌うことを選ばれて大正解だと思います。
ボーカルを聴くに、多大な修正をかけた痕跡が見られますが、どんなにピッチ修正を行っても魂までは修正できません。
とても「念」のこもった良い歌だと思います。
そのことを踏まえたうえで修正ポイントを言います。

『楽曲全体について』
「課題を踏まえた上で」という条件付きで合格です!
構成、サウンドクオリティ、世界観構築等素晴らしいです。
自身を持ってリスナーに届けて下さい!

『修正箇所』
・ボーカルリバーブ
ここが一番残念です。リバーブ成分の質感とテクスチャがこの楽曲の雰囲気とずれています。少しお風呂リバーブっぽく感じます。
やや深く、濡れすぎています。もうすこし、粗く軽い質感でフォーカスの絞られたリバーブがあいます。騙されたと思ってモノラルリバーブを試してみて下さい。
リバーブについてはこの位ならばIR系ではなく、軽いアルゴリズム系(例えばLogicのPlutinumVerb、「レガシー」にあるのでインサートする時にオプションボタン押しながら選んで下さい)があうと思います。また、平メロとサビとでもっとボーカル処理に差異を付けると良いです。特にAメロはもっとドライで良いです。

・ボーカルアーティキュレーション
サビの質感、発音、パワーは申し分ありません。平メロ時のパワーと発音が気になります。Aメロの低い音符の部分などは、発音を閉じ気味にしてもう少し不明瞭な感じにして柔らかさを出すと良いです。また、ロングトーンでビブラート成分をほぼ0にしている痕跡があります。この処理のせいで少しケロボイス気味になっています。声の揺れを少し残し気味にして修正痕をなくすようにして下さい。

・発音について
声を押さえるべきところでの母音が開きすぎです。「U」←もう少し口をすぼめてパワーを抜く「A」←頬骨の下の筋肉を上げて口角を上げ、パワー抜く。これらの時に倍音が抑えられればもっと良いです。張るときには問題ありません。

・サウンドバランス
「美味しい低域」が出ていません。LogicのVintageEQを駆使して「粘りがあるふくよかなロー」をもっと出して下さい。そうするとボーカルとバンドバックの親和性がもっと上がります。

「白日夢」は今回で上がりです!課題を修正して完成させて下さい!その曲は公開セミナーに出すなり、M3に入れるなり、何らかの発表を楽しみにしています。

次回の課題は

「まったくの指定縛りのない自由楽曲制作」

です。
コンペを想定した楽曲でも、自分自身の作品としてでも、もしくは架空アニメ等のOPEDでも良いです。
自分の設定したお題で自由に音楽制作をして下さい。

結果

新曲の音源データを提出した。

Walk! Walk! Walk! / 吉川裕也

次回の課題(2018.9.24〜10.1)

*修正ポイントを考慮したイントロとサビの改変

 

【以下代表からのコメント】

現状問題なのは「イントロ」と「サビ」の関係です。

かなり導音を使っています。例えばサビだけの部分ならば、この「ミーファーミーファー」という「#11→P5」の印象フレーズ連続メロディもありなのですが、このモチーフがイントロとかぶって聞こえるんですね。イントロでは1スタートなのでサビと同じ「ミーファーミーファー」でも「導音→主音」と聞こえてしまい、イマイチ印象が良くないのです。ここはいっそイントロメロディを無しにしたらどうでしょう。その分ギターカッティングを表に出して、それでも音が薄いならば、軽めのボイスコーラススキャットなどで埋めてもよいのではないかと思います。結構ギターのカッティングが小気味よくなっているので少しフューチャーしたいですね。

現状の問題点はここだけのようです。

イントロがなくなれば、「VIIの音使い」の悪印象もなくなるかもしれません。

しかしながら、「VIIの音使い」はなかなかの難易度です。サビの「#11→P5」も、ここぞという最強テンションリゾルブパーツなのですが、イントロを無くしたからと行って最善のメロディ型たるかはわかりません。あくまでもバランスを考慮して、場合によってはサビのモチーフ変更も視野に入れて「イントロ」「サビ」の改変を行って下さい。

サウンドバランスは現状問題ないので、このアンサンブル量で進んでいきましょう!

timeline_20180924_164314
過去の課題と結果

課題1(2018.5.27〜6.3)

*目指す音楽の方向性、活動エリアを改めて明確にする

結果

鬼道場メモ(22)

鬼道場メモ(12)

 

 

 

 

 

 

 

鬼道場まとめ(22) 鬼道場まとめ(12)

 

 

 

 

 

 

自分の過去を振り返り、ルーツや経験をリストアップした

活動エリア、現在の目標をまとめた

課題2(2018.6.4〜6.11)

*自分の思う足りていないもの、影響を受けていない・目指してこなかった音楽の方向性をリストアップする

参考:代表はディストーション系ギターサウンド、レゲエ、ブルースなど!

結果

不足している、影響を受けていないジャンル・アーティストと考察をまとめた

 

timeline_20180606_162741 timeline_20180606_162743

 

 

 

 

 

 

課題3(2018.6.11〜6.18)

*生で弾くギターサウンドを絶対に使わない楽曲作り(1コーラス)

【条件】

・全トラックソフトウェア音源(であればギターサウンドOK)

・AppleLoops素材使用はOK

・歌物、ボーカルはシンセメロディで良い

・ギターサウンド中心の楽曲はNG

※1週間という期間でどれだけ「自分にとって不利な条件」で作曲が行えるか、を試します。

結果

*1コーラスの楽曲「Mizu No Wakusei」を提出した。

課題4(2018.6.11〜6.25)

*「Mizu No Wakusei」のさらなるブラッシュアップ
現状の楽曲総合評価は55点 (目標:85点以上)

*コード表記を入れたメロディ譜を作成し、コードとのインターバル関係を書き入れる。
*ノンダイアトニックのコード部分への対応スケールを確定して書き入れる。特にこの部分はメロディのインターバル解析を入念に。
*楽曲構成図を作成し、もっと印象付けるための構成改変を考える

結果

「Mizu No Wakusei」の音源を再提出した。

Mizu No Wakusei / 吉川裕也

加えて、メロディ譜・楽曲構造解析図・変更点をまとめた。

Mizu No Wakusei_楽曲構成図

Mizu No Wakusei_インターバル解析&スケール

 

 

 

 

鬼道場メモ180626(22)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

課題5(2018.6.26〜7.8)

*7/8(日)公開セミナーへの楽曲提出!

ここで、ギターを解禁します。

1. サウンドの残りの部分を完成させる。
2. ボーカルは依頼して入れても良いが、できるだけ自らボーカルを入れてみることを推奨します。

 

【以下代表からのアドバイス、注意ポイント】

まずは、問題部分の指摘からです。
今回の課題はアレンジ部分のみです。メロ&コードはこれでラインに乗ったと思います。

以下小節数は出だしの最初の音を1小節目1拍目として見ています。

サビ入り前(0:59)に工夫を
2拍分(または1小節)のブレイクを入れたほうが良さそう。
32小節目の頭をその前の食ってる所からそのまま伸ばして、2拍空けて、サビ入りのキメにする。
など、サビ入りに「間」が欲しいです。
参考にしてみて下さい。

39小節目〜40小節目(サビ2回まわしのところ)
サビの2回まわしの「入り」部分のバックサウンドもアンティシペーションして、メロディとシンクロさせる。
そうすると42小節目のキメどころがさらに増幅されて聞こえる

サビの2回まわし以降
おそらく時間がなくてアレンジが不十分なだけだと思います。
「39小節〜40小節」この部分をバックサウンドでもっと「賑やかし」にしてあげるとバッチリになります。
フレームはこれで良いので、アレンジをがんばってください。

イントロのイメージについて
細かいペンタフレーズがやや「和物」感を想起させると思います。
もし、それが狙いならば良いですが、ターゲットを狭める危険性があります。
熟考してみて下さい。

メロ&コードについては問題なくなりました。
細かいノンダイアトニック部分も不具合が解消されています。

結果

「Mizu No Wakusei」の修正・ボーカル入り音源を提出した。

Mizu No Wakusei / 吉川裕也

課題6(2018.7.8〜7.22)

*3ピースバンドによる楽曲制作
今回はキーボード系サウンドを一切禁止にします。

【レギュレーション】
ドラム・ベース・ギターの3ピースバンドサウンドでの歌もの楽曲制作
ボーカルは3人ともボーカル・コーラスが取れる設定でもOK
キーボード・シンセサイザー系サウンドは一切禁止
生演奏・打ち込みに関しては選択自由です
ボーカルは自由に設定して下さい
ジャンルも問いません
ライブにて3人編成で再現可能なことが条件です

【代表からのコメント】

公開セミナーでは曲のブラッシュアップにて、自分ボーカルを入れた点など大いに評価できるところがありました。

セミナーにて指摘した箇所
・ボーカルのEQ調整:フォルマントポイントの抑制
・低域の補完(Mastering時にMaximaizeにて失われたであろう分
・サビ後半のFX系サウンドでの賑やかし盛り
が修正できればこの「Mizu No Wakusei」は合格になります。
そうすれば、コンペラインでも戦えるクオリティとなります。

この「Mizu No Wakusei」のブラッシュアップに関しては自主課題とし、吉川くんの方で行って下さい。
もちろん、修正が出来上がりましたら私の方でチェックいたします。これは無期限締切としますので任意に提出して下さい。

なので、今回は新しい課題に移ります。

結果

新曲の音源データを提出した。

白日夢 / 吉川裕也

課題7(2018.7.23〜7.30)

白日夢」のブラッシュアップ
・メロを修正
・ギタードラムベースサウンドの練り直し

※まずはワンコーラスのメロコードを確定させる

【以下代表からのコメント】

全体として、一聴するととても良さげに聴こえるのですが、後味というか、聴いた後の余韻がすぐに覚めてしまいます。これは、メロの音符とサウンドの両方に見えにくい原因があるからですね。

点数:60点

です。この曲はとても微妙な立ち位置にいます。
一般的な成長曲線のなかで、簡単に言えばプロの壁を越える前の一番厄介な状態だと言えます。
・商業のレベルにほぼ届いてるのではないか
・コンペに受かり続ける作家の楽曲とほぼ変わらないレベルに聴こえるのになぜか通らない
いわゆる「セミプロ」レベルで終わる人が一番もがき、悩むレベルの中に吉川くんはいるのだと思います。
こうなっている原因や要素が今回の楽曲にかなり詰まってると思います。
これを丁寧に解決して真摯に向かい合わないとこの今の状況から抜け出せません。
かなり精密な作業になりますがどうか覚悟して処理に当たってください。

『全体』
楽曲のコンセプトや雰囲気、サウンドカラーなどはとてもいいと思います。このセレクトはオッケーです。ですが、諸々の改善点があります。

『メロディ』
もっとも改善点があります
まずは、この曲もメロ譜を作成してください。 今回はIVとVIIのメロ音に記しを入れて見てください。いかにIVとVIIを不用意に使い倒しているかがわかると思います。ここが原因で余韻が覚めてしまうんですね。メロディック要素は本当に必要なところだけに留めないとメロがどんどん流れていってしまいます。とても印象的なメロのモチーフが沢山あるのですが、むしろそれを作りすぎててフォーカスがボケてメロディックでさらに流れていってしまっているというのが現状です。メロ譜にて考察して見てください。

『サウンド』
全体的に音が死んでます。定番のサウンドトリートメントを行なってはいるのですが、EQポイントが美味しくないです。特に中域の情報が足りてなく色気がほぼありません。各パート別に述べて行きます。

『ドラム』
どうも個性というか存在感がありません。仕事していないサウンドです。とくにギターとの重なりで胴鳴り音がほぼマスキングされてアタックポイント音と金物のシャリハイの音だらけになってます。あと、アコ系ドラムで一番大切な空気感が伝わりません。オフマイクの成分とルーム系のショート、アンビエントリバーブをもっと工夫する必要があります。なんのキットを使ってるのでしょうか?

『ギター』
ここが一番の問題です。ギターサウンドが色気ゼロなのがとても残念です。全体に言えるのはサウンドにコシがありません。どうも音痩せしてしまっている感じがします。これはアンプシミュですか?何かしらの対処が必要ですね。LogicヴィンテージEQやスペースデザイナーのアナログシミュ系プリセットを用いればかなりコシを復活させられるとは思います。
さらにEQが美味しくありません。

『イントロ』
クリーンながらツヤがありません。もう少しドライにしてショートディレイで空気感を出し、1.5〜2Kの弦鳴りのポイントを前出しにするか、逆に少しクランチ気味にして雑味を増やすかの方向に振るといいと思います。

『リフ』
なにか一番美味しいEQポイントが抜けてます。左右からの囲い込みのギターサウンドはありですが、この時どちらかに歪みを増すとよいです。若干リバーブ成分によるサウンドの汚れを感じます。

『Aメロ』
右からのギターのコーラスが深すぎ。
アルペジオ、ここはコーラスをほとんど感じないくらいの方良いかも。

『サビ』
イントロと同じ音だと思います。ここはボーカルが入ることを想定するともう少し歪みを増してソリッドにした方が良いでしょう。

ギターサウンドの処理を聞いて思ったのがもっとシンセを勉強した方が良いとおもいます。シンセを研究することでギターサウンドが格段に良くなるのがデータで出ています。

『ベース』
サムストロークがおとなしすぎるので、ピック系のサウンドにしてアタックに有機的な変化をつけたほうが良いでしょう。

上記はあくまでも参考意見ですので、ブラッシュアップに関しては吉川くんの感性を優先してくれてかまいません。

結果

新曲の音源データを再提出した。

白日夢 / 吉川裕也

課題8(2018.7.30〜8.7)

*白日夢をフル尺に伸ばすこと
その際、ギターなどは録音でも打ち込みでも構いません。
アンサンブルはこの指定通り3ピース縛りは変わらずです。

【以下代表からのコメント】

『コード&メロディ』
かなりいい修正となりました。

AメロのIV-VIIを大胆に削ってペンタメロの方向に大きく振ったことで、サビのIV-VIIを経過したメロがとても印象的になりました。
基本これでOKです。あとは歌詞とボーカルが乗ったときの微調整で良いと思います。

『サウンド』
こちらはもうひと押しの「何か」が足りていませんね。
もしかしたらモニター環境など別な問題があるのかもしれません。
音的には低音〜中低音の処理が非常に薄いです。

一言で言えばペラペラでコシが無いサウンドです。
EQポイント処理でこの美味しさを引き出せないのはひょっとするとヘッドフォン、モニタースピーカー、オーディオインターフェースなどの環境面での問題があるかもしれません。

結果

新曲の音源データを再提出した。

白日夢 / 吉川裕也

課題9(2018.8.8〜8.20)

*以下の課題をクリアすること

1. 2:28からの2Bパートから、大きく工夫が必要です。このあとの構成がもうひと押しほしいところです。
アイデアとしては、2Bは入りで一瞬ブレイク(このときドラムストップやベーススライドダウンなど合いそうです。あくまで参考までに)を作る。

2. 2:45〜 2サビの入り
ここが大きなポイントです。もっと違うアプローチが欲しいです。

3. 2サビの2回し目
もう一段ギアをあげたいです。ドラムをライド&カップベルにするなどどうでしょう。

4. ラスA〜エンディング
この戻りかたで大きく泣かせたいところです。

5. ドラムの表情
最初のAからスネアのゴーストが一定なのがとても気になります。1コーラス目はもっと控えめにしていいでしょう。大きくバリエーションを付けて下さい。

6. 歌
これは上記のクリアが優先なので絶対ではありません。しかし、この時点で仮に歌を入れておくとイメージが付きやすいと思います。通常これくらいの時点で仮歌をいれておくといろいろとうまくいきます。

【以下代表からのコメント】

全体の点数は75点です。この曲は本当に名曲になりうるポテンシャルがあります。
なので構成をもっと煮詰めて手をかけまくって下さい。

楽曲にはそれぞれ個性があって、すべての楽曲を煮込めばいいというわけでは決してありません。
素うどんの良さをそのままストレートに味わっていただくために余計なギミックを一切排除したシンプルなものが合う楽曲もあれば、トッピングでゴージャスに盛り上げるのが似合う楽曲もあります。その点で言うとこの曲はちょうど中庸なポジションだと思います。バックサウンドがシンプルな3ピースでスローなソフトロック、そしてメインが歌なのは言うまでもありませんが、入るであろう歌そのものがナチュラルテイストなヴォイスが似合いそうなので、それなりにバンドとしてのギミックでサポートしてあげるのがバランスが取れるでしょう。

『良い点』
全体的にサウンドのブラッシュアップが見られます。もうひと押しなのですが、これはエンジニア領域に完全に入るところです。全体Mixについては歌が入った後にあらためて指示を出します。
2コーラス目のAパートのバックギター、ハーフミュートからの開閉サウンドが秀逸です!これは本当に素晴らしいです。
ここからソロ部分への導入もなにも文句ありません。

結果

新曲の音源データを再提出した。

白日夢 / 吉川裕也

課題10(2018.8.22〜9.2)

*歌詞確定
*ボーカル入れ

【以下代表からのコメント】

アレンジ、音符部分にて手直しするところはありません!
歌を入れる手前の段階では合格です!!

このあと、しっかりと歌を入れて、その後にサウンドをバッチリ整えましょう。

歌詞はサウンド以上にこだわり抜いてほしいので、ボーカル入れとともにじっくり考えていただきたいです。
期限設定は吉川くんの方で指定して下さい。

この曲、本当に名曲になりそうです。
ここまでのものならばコンペで十分に戦えるものになります。
しかし、このクオリティのものを他人に渡すのが正直勿体無いと思えてきていますね。

最終の「眼入れ」と「入魂」を行いましょう!

結果

新曲の歌唱入り音源データを提出した。

白日夢 / 吉川裕也

課題11(2018.9.5〜9.18)

*まったくの指定縛りのない自由楽曲制作

【以下代表からのコメント】

まず、この楽曲の行く末、いるべき場所というものが確実に見えたと思います。
やはり、自分でボーカルを入れることがベストにつながりますね。
歌がとても良いです。
テクニックのことを述べるよりも、まずボーカルの声がすーっと心に入ってくる。
これは、一番音楽の理論的なものから遠いことなのですが、これができることというのは「表現者」としてとても大事なことです。

私が常にみなさんに伝えているのは
「良いメロディを書くには自分で歌うこと」
ということです。
吉川くんは「作曲者・クリエイター」としてこの鬼道場を実践されていますが、その全てに通じるのが「自分で歌を歌う」ことです。

今回、私から歌手指定はしませんでしたが、自分で歌うことを選ばれて大正解だと思います。
ボーカルを聴くに、多大な修正をかけた痕跡が見られますが、どんなにピッチ修正を行っても魂までは修正できません。
とても「念」のこもった良い歌だと思います。
そのことを踏まえたうえで修正ポイントを言います。

『楽曲全体について』
「課題を踏まえた上で」という条件付きで合格です!
構成、サウンドクオリティ、世界観構築等素晴らしいです。
自身を持ってリスナーに届けて下さい!

『修正箇所』
・ボーカルリバーブ
ここが一番残念です。リバーブ成分の質感とテクスチャがこの楽曲の雰囲気とずれています。少しお風呂リバーブっぽく感じます。
やや深く、濡れすぎています。もうすこし、粗く軽い質感でフォーカスの絞られたリバーブがあいます。騙されたと思ってモノラルリバーブを試してみて下さい。
リバーブについてはこの位ならばIR系ではなく、軽いアルゴリズム系(例えばLogicのPlutinumVerb、「レガシー」にあるのでインサートする時にオプションボタン押しながら選んで下さい)があうと思います。また、平メロとサビとでもっとボーカル処理に差異を付けると良いです。特にAメロはもっとドライで良いです。

・ボーカルアーティキュレーション
サビの質感、発音、パワーは申し分ありません。平メロ時のパワーと発音が気になります。Aメロの低い音符の部分などは、発音を閉じ気味にしてもう少し不明瞭な感じにして柔らかさを出すと良いです。また、ロングトーンでビブラート成分をほぼ0にしている痕跡があります。この処理のせいで少しケロボイス気味になっています。声の揺れを少し残し気味にして修正痕をなくすようにして下さい。

・発音について
声を押さえるべきところでの母音が開きすぎです。「U」←もう少し口をすぼめてパワーを抜く「A」←頬骨の下の筋肉を上げて口角を上げ、パワー抜く。これらの時に倍音が抑えられればもっと良いです。張るときには問題ありません。

・サウンドバランス
「美味しい低域」が出ていません。LogicのVintageEQを駆使して「粘りがあるふくよかなロー」をもっと出して下さい。そうするとボーカルとバンドバックの親和性がもっと上がります。

「白日夢」は今回で上がりです!課題を修正して完成させて下さい!その曲は公開セミナーに出すなり、M3に入れるなり、何らかの発表を楽しみにしています。

次回の課題は

「まったくの指定縛りのない自由な楽曲制作」

です。
コンペを想定した楽曲でも、自分自身の作品としてでも、もしくは架空アニメ等のOPEDでも良いです。
自分の設定したお題で自由に音楽制作をして下さい。

結果

新曲の音源データを提出した。

Walk! Walk! Walk! / 吉川裕也

課題12(2018.9.24〜10.1)

*修正ポイントを考慮したイントロとサビの改変

【以下代表からのコメント】

現状問題なのは「イントロ」と「サビ」の関係です。

かなり導音を使っています。例えばサビだけの部分ならば、この「ミーファーミーファー」という「#11→P5」の印象フレーズ連続メロディもありなのですが、このモチーフがイントロとかぶって聞こえるんですね。イントロでは1スタートなのでサビと同じ「ミーファーミーファー」でも「導音→主音」と聞こえてしまい、イマイチ印象が良くないのです。ここはいっそイントロメロディを無しにしたらどうでしょう。その分ギターカッティングを表に出して、それでも音が薄いならば、軽めのボイスコーラススキャットなどで埋めてもよいのではないかと思います。結構ギターのカッティングが小気味よくなっているので少しフューチャーしたいですね。

現状の問題点はここだけのようです。

イントロがなくなれば、「VIIの音使い」の悪印象もなくなるかもしれません。

しかしながら、「VIIの音使い」はなかなかの難易度です。サビの「#11→P5」も、ここぞという最強テンションリゾルブパーツなのですが、イントロを無くしたからと行って最善のメロディ型たるかはわかりません。あくまでもバランスを考慮して、場合によってはサビのモチーフ変更も視野に入れて「イントロ」「サビ」の改変を行って下さい。

サウンドバランスは現状問題ないので、このアンサンブル量で進んでいきましょう!

作編曲:吉川裕也(歌唱:S2501 作詞:joru)