人類には早すぎた昭和の宇宙アイドル!?
皆さまお久しぶりです。
MusicPlanz広報担当、佐藤です。前回は「トレンディーな80’s」のお題でコラムを書かせていただきました。
相変わらず研究が止まりません。
今回のお題は、
「人類には早すぎた昭和の宇宙アイドル。」
億単位での投資、大手レコード会社からデビューするも、売れる前に振り回され解散してしまったアイドルについてお話してみたいと思います。
(※以下個人的に収集した情報です、誤りがあったらごめんなさい。)
グループ名は「スターボー」(Wikipedia)
1982年にポリドールからデビュー、あの中森明菜さんや小泉今日子さんと同期です。
何が人類には早過ぎたかと言うと、設定が凄まじい・・・
・太陽系第10惑星「スターボー」から脱出。
・地球に「A・I(愛)」を伝えるためにやってきた。
・それと、悪い地球人にさらわれた母親を探しにも来た。
・ついでに性別不明
といったコンセプト!
(この時点で既に惹かれました。)
細野晴臣さん作曲、松本隆さん作詞と非常に豪華なメンバーによりデビューシングル
「ハートブレイク太陽族」を発売。
(ジャケットにインパクトしかない。)
当時テクノ歌謡と呼ばれたサウンドに、突っ込みどころ満載な衣装・ダンス!
(なんだか見ているうちに、癖になりませんか?)
しかしオリコン最高98位、完全に大失敗です。
ここからどうするかと思えば、突然の路線変更。
1983年にキャンディーズを意識した正統派アイドルとして登場!
馬飼野康二さん作曲、麻生香太郎さん作詞とまた豪華なメンバーで2ndシングル
「たんぽぽ畑でつかまえて」を発売。
「…あの濃ゆい設定はどうしたの?」
→「A・I」が伝わり悪い地球人もいなくなった
→さらわれた母親も無事だった
→本当の自分たちに戻った
(既に何でもアリになっているのである。)
しかし、こちらのシングルも売れず。
3枚目も不発に終わり、解散となってしまいました。
メンバーの一人は、
「スターボーは嫌だった、お金もかかっていたのにお応え出来ず申し訳なかった。」と後々コメント。
大人たちに振り回される中、必死に応えようと頑張り続けた彼女たちを思うと、とっても辛い思いでいっぱいです。
初めて彼女たちを知った私は、大変衝撃を受けました。
素直に「カッコイイ!!」なんて思って、気がつけば夢中で食いついて。
デビューがもし今であれば、大ヒットしたのかなぁとも思いますが…やっぱり売れなかったでしょうか。
皆さんはどう感じましたか?
何事も恐れずにひたすらチャレンジする昭和らしさ、現代に足りない要素なのかもしれません。
(今も続いていたとしたら、いろいろ終わってます)
ちなみにこのスターボーの「ハートブレイク太陽族」一部の機種ですが、カラオケに収録されています。
よかったら、歌ってあげて下さいね。
それでは今回はこの辺りで♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。