【開催レポート】作曲家マネタイズ概論(2018.03.31)


[お詫び]事務局の都合により、掲載までに時間がかかったことを深くお詫び申し上げます

はじめに

こんにちは

MusicPlanz会員のakkey(@akkey29tabetai)です。

前回は作曲家マネタイズ概論が開かれ、ミュージックプランツ理事長の北田先生、副理事長の加藤先生とさらにゲスト講師にTatsh先生、須田悦弘先生、渡辺翔先生、NYO先生が来てくれました。

このイベントがミュージックプランツにとっても我々にとっても重要なものだという事を、参加者の方の集まり具合からも強く感じ取りました。

僕もM3に向けて修行中の身なので、目標からの逆算をできるようにと思って参加しました。

下記に、私なりに学んだことの中から印象に残った情報をレポートしたいと思います。

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マネタイズのハードルは低くなっている

まず始めに北田先生から音楽制作業界についての説明がありました。

今と20年前では様々な違いがあります。

20年前は機材が高く、シーケンサーと音源で必要最低限揃えようとしただけでも30万かかりました。さらにパソコンとシーケンスソフトを揃えると100~300万、卓や自宅スタジオを必要とするプロレベルになると2000万以上はしました。

音楽市場においては圧倒的にメジャーレーベルが主流でインディーズシーンも発散的なヒットが見られるものの、流通経路が確立されていたのはメジャーのみと言えます。

 

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しかし…

今はどうなっているかというと機材は圧倒的に安くなり、音楽市場も多様化しています。

ミュージックプランツが推奨しているPC、DAWで作曲に必要最低限なものを揃えた場合、15万で済みます。(お釣りがきます)

またそのほかの音源を必要とした場合はさらにお金がかかりますがミュージックプランツが推奨しているものにはそれらを使わなくてもクオリティの高い楽曲を作れるものになっており、レコーディング環境を完備したとしても200万です。

※詳しくはテキスト DAW/Mac入門

http://musicplanz.org/academy/textbooks

また音楽市場もメジャー、インディーズ、同人、ネットマーケットなど形態が混合している状況になっています。

 

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それがどういったことを引き起こすかと言うと、マネタイズできる対象が広がるということです。

昔は音楽において収益化できたのはメジャーで活躍していた人(プロ、セミプロ)で、かつコンペ情報などごく僅かな人しか知り得ませんでした。

しかし売り方が多様化した今ではプロやセミプロだけでなく、アマチュアミュージシャンもマネタイズすることが可能になりました。

以下が多様化した現在の売り方になります。

個別活動

・インディーズマーケット

    レーベル所属・自主レーベル立ち上げ

・同人ショップ

・CD即売会

   コミケ・M3

・イベント系その他

   ライブ・パフォーマンス

・ネットマーケット

   サブスクリプション配信 

買取契約

・ゲーム音楽

 アーケード・ソフト

・アミューズメント系

   パチンコ。パチスロ

・映画・ドラマ・アニメ・CM

・イベント系その他

  ライブ・パフォーマンス

印税契約

・流通系直接印税

  メジャーCD

  DVD・映画・ドラマ・アニメ

・二次使用料

  カラオケ

  DVD・映画・ドラマ・アニメ

このような消費者も生産し、生産者も消費するようなプロシューマーが増えるという傾向は音楽だけでなく経済にもおいて共通していることだと言えます。

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郷に入れば郷に従え

メジャーを経験した人がメジャーの曲単価を同人業界と同じだと勘違いして売れないということがよくあります。

当然メジャーと同人とサブスクリプションでは曲単価が違います。

そういったエリアの情報収集を集める事、自分がどこのフィールドで勝負するのかという事や、音楽の世界地図と守備範囲を考えることが大切です。

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質問

Q自分がプロになった瞬間は?

A

・ガッチリとした線引きはなかったが、バイトを入れず作曲だけで食べていけるようになった時

・作曲だけで税金を納めた時

・仕事をしつつ、作曲家としての活動の収益が多くなった時

・自分が作るハードルを満たしたと感じた時

Q バンド活動をしているのですがCDを作った方がいいですか?

A

・CDは名刺代わりになるのであった方がいい。(全員一致)

買った人に家で飾って貰うなど。

・CDはあって損な事はない。予算との兼ね合いである。問題はその資金をどう出すかということでは?

Q 成功するためには人脈を広げた方がいいですか?

A

・コミュニケーションや人脈を広げる事があまり得意ではなかったのでその分音楽で勝負をしていた。また、耳コピや研究をしていた。無駄に広げようとはしなかった。

・自分の実力以上に人脈を増やそうとしたりコミュニケーションに頼り過ぎると自滅する。

Q プロになれなかった人はどんな人?

・傷の舐め合いをしていた人。弱いもの同士で慰め合う人。

(『どうせ清水くんみたいにはなれないよ…』って言ったらおしまい)

・理論、譜面なんていらないとか、音楽をファッションだと思っていた人。

・自分の設定ミス、身の丈にあってない世界を選んだ人。

などなど…

まとめ

昔と変わって今は様々なマネタイズの方法があります。

まずはその方法とエリアの情報を集め、どこに向けて勝負をかけるのかという事を考えるべきでしょう。また、ネットが普及してきた現在では著作権を知ることも重要になります。

また、音楽業界だけではありませんが、作曲家、歌手、芸能人など、夢見る人からお金を搾取しようという悪いマネタイズをする人達もいます。

このように色々なエリアの情報収集の重要性はマネタイズだけでなく他の事にも必要でしょう。

ミュージックプランツでは今回のような無料イベントを積極的に行っています。音楽制作においてわからない事や不安に思うことがあれば、是非DTM相談会などにお越し下さい。

DTM相談会

http://musicplanz.org/counseling